ペルシア語の世界・中級編

講座概要

 ペルシア語文法の基礎を身につけた人が、さまざまなペルシア語の文学テキストをじっくり読んでみる講座です。はじめに現代の平明な短編小説の講読を通して基本文法の知識を確認してから、歴史書、逸話集、叙事詩と、ペルシア語古典文学の中でも長い歴史と多様な広がりを持つジャンルの作品を読んでいきます。ペルシア語の表現の妙味を味わいつつ、ペルシア語の伝統的文学類型の歴史、作品の持つ歴史的背景、思想世界を学び、ペルシア語が作り出した豊かな文化世界を探っていきましょう。

講座詳細

【講師】
渡部 良子(東京大学非常勤講師)
【期間】
9月12日〜12月19日 隔週金曜日 18:00〜20:00
【回数】
全8回
【受講料】
計16,000円(税込)
【対象】
ペルシア語文法を学び、さまざまなテキストを読んでみたいと思っている人、以前ペルシア語を勉強したことがあり、学び直したい人、ペルシア語文化に興味がある人など、ペルシア語初級程度の文法知識がある方なら、誰でも参加できます
【教材】
講座初回に配布します
【講座コード】
40904
【内容】

第1回 ガイダンス/日常の中で:現代の短編(1)

第2回 日常の中で:現代の短編(2)

第3回 帝王たちの伝説:歴史叙述の世界(1)
〜著者不明『史話要説』(12世紀)

第4回 帝王たちの伝説:歴史叙述の世界(2)
〜ラシード・アッディーン『集史』(14世紀)

第5回 優美と機知と:逸話の世界(1)
〜ペルシア語訳『カリーラとディムナ』(12世紀)

第6回 優美と機知と:逸話の世界(2)
〜ウバイド・ザーカーニー『貴顕たちの道徳』(14世紀)

第7回 神話を受け継ぐもの:叙事詩の世界(1)
〜フェルドゥスィー『王書』(11世紀初)

第8回 神話を受け継ぐもの:叙事詩の世界(2)
〜『王書』の模倣者たちとタージェル・シーラーズィー『ミカドの書』(20世紀初)

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