動く香港、動く九州 「地方」のアジアビジネス戦略と華人ネットワーク

講座概要

 近年、香港の活発なビジネスが注目を集めています。日本の農産品の輸入が連続して上昇し、世界一の輸入を維持しています。これは、香港の洗練された消費意識の高まりを示すとともに、日本側の、とりわけ九州・沖縄を拠点とする地方産地と香港とを直結させた「地方」のアジアビジネス戦略が実を結びつつある証拠でもあります。その中心を担う「香港貿易発展局」の日本主席代表古田茂美氏を迎え、「動く香港」「動く九州・沖縄」「アジアビジネス」「華人ネットワーク」をキーワードに、地方が動かすアジアビジネスのダイナミズムを検証し、そこにおける華人ネットワークの役割と今後の可能性を考えていきます。

講座詳細

【講師】
古田 茂美(香港貿易発展局日本主席代表)
濱下 武志(東洋文庫研究部長・香港大学名誉教授)
【期間】
4月24日〜5月1日 毎週金曜日 18:00〜19:30
【回数】
全2回
【受講料】
計5,800円(税込)
【対象】
アジアビジネス、九州・沖縄のアジア戦略、華人ネットワーク、香港の歴史と「占中」問題、など香港と日本の「地方」の結びつきと今後の華人ネットワークの可能性に関心のある方
【教材】
講座当日に配布します
【講座コード】
50406
【内容】

第1回 4月24日(金)・三菱商事ビル
古田 茂美(香港貿易発展局日本主席代表)
香港の日本ビジネス戦略の中心を担う「香港貿易発展局」の日本主席代表古田茂美氏を迎え、香港が日本の農産品輸入の世界一を維持している実情とその背景を明らかにします。そして、この動きを支える日本側の実情、すなわち九州・沖縄を拠点とする「地方」と香港との経済的・歴史的結びつきを解き明かし、「地方」の新たなアジアネットワークが実を結びつつある動きから、今後のアジアビジネスを展望していきます。

第2回 5月1日(金)・三菱商事ビル
濱下 武志(東洋文庫研究部長・香港大学名誉教授)
香港大学において1970年代後半から香港上海銀行の行史編集に携わった香港大学名誉教授の濱下武志が、香港の歴史と現在の動きについて、グローバルなまたローカルな見方から説明し、その動きの特徴を解明します。とくに「華人ネットワーク」の広がりと歴史的な役割を考えていきます。


※東洋文庫での開催ではありませんのでご注意下さい。

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