photo

オリエントホール

ミュージアムでの「時空をこえる本の旅」はここから出発します。東洋文庫の誕生から今日までの歩み、そして100万冊に及ぶ東洋文庫の蔵書の全容を映像でわかりやすくご紹介します。国内最長の展示ケース内には世界中の言語で記された貴重な古書がならび、対する壁面には『広開土王碑文拓本』と『江戸大絵図』の巨大な原寸大レプリカが天井からつりさげられています。情報端末「遷画〜デジタルシルクロード」もあわせてお楽しみください。

photo

モリソン書庫

東洋文庫の数あるコレクションのなかで最も有名なのがモリソンコレクションです。1917年、東洋文庫の創設者、岩崎久彌は北京駐在のオーストラリア人G. E. モリソン博士から東アジアに関する欧文の書籍・絵画・冊子等約2万4千点をまとめて購入しました。それから一世紀の時間が流れた今ここにその貴重なコレクションがよみがえりました。
※書籍はお手をふれずにご覧ください(警報機作動中)。スタッフが配架作業等で出入りしますのでご注意ください。

photo

岩崎文庫

所蔵の国宝・重要文化財と最高級の浮世絵の名品を展示します。良質な保存状態を維持するため、当文庫の「100年保存計画」に準拠し、展示は一ヶ月に限られます。お目当ての作品はお見逃しのないようご注意ください。また、エンカウンタビジョンとデジタルブックという最新の展示技法も駆使されており、まさに伝統と革新が融合する展示スペースです。

photo

回顧の路

この空間では展示物を保護するため、照明を極限まで落としています。クレバス・エフェクトをこえて、タイムトラベルの終着点にお向かいください。

photo

ディスカバリールーム

この展示室では東洋と西洋との間の「発見(ディスカバリー)」の歴史を扱います。このメインテーマに沿った展示が年に3回ほど企画されます。

photo

知恵の小径

ミュージアムとレストラン「オリエント・カフェ」とをつなぐ屋根付きの小径(みち)です。両側にはアジア各地の名言が原語で刻まれたパネルが並んでいます。見たこともない文字で記されていますが、心配はご無用。それぞれの専門家に日本語訳をお願いしました。頭をたっぷり使った後は、「オリエント・カフェ」や中庭「シーボルト・ガルテン」でくつろぎのひとときをおすごしください。

photo

オリエント・カフェ

オリエント・カフェは東洋文庫と小岩井農場が共同でプロデュースする洋風レストランです。東洋文庫創設者の岩崎久彌は小岩井農場の経営者でもありました。久彌はこの二つを終生こよなく愛し支援しました。その思いにこたえるべく、東洋文庫と小岩井農場のスタッフがそれぞれに知恵を出し合い、議論を重ねた末に誕生したのがこのレストランです。それぞれの“らしさ”がうまく「料理」されています。ご来店お待ちしております!

photo

マルコ・ポーロ

ヴェネツィア出身のマルコ・ポーロは東洋文庫が世界に誇るコレクション『東方見聞録』の著者であり、ヨーロッパからアジアをまたにかけた貿易商でした。このミュージアムショップはその名にふさわしいエキゾチックな品がそろっています。東洋文庫のオリジナルグッズ、大英博物館・台湾中央研究院などの提携機関グッズ、ベトナムの工芸雑貨などは珍しいので見ているだけでも楽しくなりますよ。

photo

シーボルト・ガルテン

ミュージアムのある本館建物とレストランとをつなぐ中庭です。東洋文庫が所蔵する最も著名な博物図鑑の一つ、シーボルト『日本植物誌』に掲載される実物の木々や花々が庭園のそこかしこに植えられています(なかでも色とりどりのアジサイは必見です。学名はオタクサ、長崎に残した妻の名「おたき」から取られたとされています)。博物学、そして欧州における東洋学の発展に貢献したシーボルトの業績を記念しています。また、庭園内には「東洋文庫賞」を受賞した東京藝術大学学生による屋外彫刻も設置されております。

photo

ムセイオンの泉

古代エジプト、かのクレオパトラで有名なプトレイマイオス朝の都アレクサンドリアには世界最高の学問の殿堂ムセイオンがありました。ミュージアムの語源とされているこのムセイオンには、これまた世界最大とされる図書館があり、当代一流の学者が集結し互いに知恵を競い合いました。図書館であり、研究機関であり、ミュージアムを備えた東洋文庫は現代のムセイオンです。ちなみに、東洋文庫は現アレクサンドリア図書館と協定を結んでおり、学術交流を進めています。


ページTOPへ