こんにちは!
展示替え後はお初です☆MAみゃもです(●´∀`●)
展示替え期間中は、作品を額に入れたり、作品を設置したり、展示作品のキャプションの英訳をしたり、と展示替え作業に参加させて頂いておりました♪
壁や展示ケースにドンドン作品が増えていく様子は見ていてワクワクしました(//^u^//)
そして、昨日MAくったんが紹介してくれた『ア!教科書でみたゾ』展のミニ図録ですが、実は私が表紙のデザイン+イラストを担当させて頂きました(●^ω^●)
「幅広い年齢層の方に今回の企画展を楽しんで頂きたい」という思いを込めて、こんな感じの表紙・裏表紙を作成させて頂きました~。
展示作品の魅力がいっぱい詰まった一冊ですので、是非お手に取って頂いて、
そのついでに心の片隅で「あーこれMAみゃもが描いたのかー」と思っていただければ幸いです!
さてさて。
今回は『教科書』に関する展示ということで、
私がアメリカで生活していた時に出会った『教科書』についてお話したいと思います。
私は生まれてから5歳まで、小学校3年生から6年生まで、そして高校1年生から3年生までアメリカのニュージャージー州に滞在していました。
そもそも、アメリカでは教科書は基本『貸し出し』です。
1年間使ったら学校に返却する、という感じでした。
ハードカバーのものが多く、しかも教科書のほとんどが1000ページを超えます(苦笑)
カラーページ満載で、楽し気な教科書なんですけどね!いかんせん重い重い!重すぎる!
宿題のためにこれを持ち帰るのが中々の苦行でした...(´Д`;)
リュックの中に3冊入れ、手で2冊持ち帰宅、なんて時は拷問かと思いましたよ!!!
教科書が重すぎるため、腰痛持ちの学生も多いとか。
医者の診断書があれば、家用の教科書と学校用の教科書の2つ貸してもらえるらしいです(笑)
こんな事態が発生していても、かたくなに1000ページ教科書を貫くアメリカ...
うーんやっぱりBIGな国は違うぜ...(笑)違うか(笑)
日本みたいにもっとコンパクトにすれば良いのにね!!ほんとにね!!
小学校の頃の記憶はおぼろげすぎるので細かな内容は割愛させて頂きます(笑)
確か歴史の授業では世界史とアメリカ史どちらも取り扱っていた気がします。
四代文明についてなど、習った記憶があります。
しかし教科書の総ページ数は約1000ページ...。
一年で半分も進まぬ内に返却した小学生時代の思い出...。
では引き続き、高校生時代の話をば。
高校3年生の時、私は確か『世界史』を選択していました。
でも、授業内容のほとんどが『アメリカ史』。
授業が進めど進めど『アメリカ史』。
先生...アメリカを愛しすぎだろ...(´Д`;;)
しかも授業内で話し合う内容といえば、
●その当時起こったアメリカでの竜巻被害の話
●9.11のこと。あの事件の時、皆がどうしていたのか。
●9.11での本当のヒーローは誰か。
など。
授業内のディスカッション内容も基本『アメリカ』。
先生...アメリカを愛しす(以下略
さすが愛国心溢れるアメリカ国民...ってことにしときます。
というわけでこの授業で世界史に触れた記憶があんまりありません(笑)
なので、教科書もどうやって使っていたのやら...。
世界史の教科書の中に掲載されている『アメリカ』に関する箇所にばかり重点を置いていたような気がします。
一応アジアに関する歴史もちょろっと触りました。
教科書に書かれている内容を元にして、アジアのアートや文化に関するグループ発表をしましたねぇ。私は勿論、日本美術について発表しました。
アジアに触れたのはその発表の時ぐらいで、授業では日本の歴史はほぼノータッチでしたね。
教科書には少しだけ日本の歴史についても書かれていたので「アメリカの教科書だと日本についてどう書かれているんだろう。」と思って、家で読んでみました。
するとビックリ。
色々と衝撃的な間違いを発見してしまいました(笑)
まず
●「江戸時代の町人」というタイトルで掲載されている画像が「花魁」の浮世絵(笑)
●「源氏物語」というタイトルで掲載されている画像が「舞台が江戸時代になっている源氏物語」の浮世絵(笑)
アメリカでは「日本の歴史」=「江戸」「浮世絵」なんでしょうか...(笑)
しかも花魁は町人ではない...。謎です。
こういった教科書に載っている情報の影響で、未だにアメリカ人が持つ日本のイメージが「SAMURAI!」「GEISHA!」なのでは...と高校生の私は思ったりしました。
もう一つ衝撃的だったのが、「日本のやりすぎ校則!」というようなタイトルの記事が教科書に載っていたことです(笑)しかも丸々1ページ使って(笑)
●髪が肩まである女子は必ずおさげに!
●制服のスカートは膝下○cm!
などの「校則」がズラ~っとリストアップされていました。
基本公立高校では私服のアメリカ人にとって、日本の厳しい校則は異様なものにうつってしまうのでしょうね。
こういうのを授業中にも取り上げてくれれば良かったのになぁ!(笑)
皆さま如何だったでしょうか?
もしも機会があれば、アメリカの教科書もチラっと覗いてみて下さいね(^^)
世界各国の教科書を日本の教科書と比較してみるのもおもしろいかもしれませんね。
東洋文庫ミュージアムで開催中の『ア!教科書でみたゾ』展では、
千文字(子供向け漢字書き取り入門書)
算法統宗(中国語の算術所)
格体全録(満州語訳されたヨーロッパの解剖学の翻訳書)
チベット文字入門書
などなど、沢山の入門書及び教科書を展示しております!
また、受付では現代の日本使用されている教科書の貸し出しも行っております☆
様々な見方で、『ア!教科書で見たゾ』展を楽しんで下さいね☆
MAみゃも