蹴鞠がつなぐ絆

はじめまして!MAのあおです。


突然ですが…
現在開催中のFIFAワールドカップ、皆さんはご覧になっていますでしょうか。
日本勝ちましたね!あのドイツに!FIFAワールドカップ優勝4回のドイツに!!
びっくりしました…。浅野選手のシュートにはしびれました。


さて、当館で開催中の『本から飛び出せ!のりものたち』ですが、FIFAワールドカップにちなんでサッカーに関わる資料を展示しています。私は蹴鞠についての資料に興味を惹かれました。
蹴鞠とは、鞠を落とさないように蹴り上げて相手に回していく球技です。飛鳥時代に中国から伝わり、院政期から鎌倉時代に最盛期を迎えました。蹴鞠といえば貴族の遊びというイメージが強いですが、鎌倉幕府の武士にも流行したようです。


平安末期の説話集『今昔物語集』には、蹴鞠に関わる逸話があります。
皆さんは大化の改新という古代の政治改革を覚えていますでしょうか。歴史の授業で習ったという方も多いと思います。この改革で中大兄皇子と中臣鎌足は蘇我氏を打ち破り、中央集権的な国家を目指しました。
本書において、中大兄皇子と中臣鎌足のふたりは蹴鞠の場で出会ったとされています。蹴鞠をしているとき、中大兄皇子の靴が鞠を蹴った拍子に脱げてしまいます。思い上がった蘇我入鹿はその靴を遠くに蹴とばしてしまいますが、中臣鎌足はすぐに靴を拾い、中大兄皇子に履かせました。中大兄皇子は「難有(ありがた)ク喜(うれし)キ志(こころざし)也。此ノ人(=中臣鎌足)ハ我レニ心寄(こころよせ)有(あり)テ思フ也ケリ」と感心し、中臣鎌足と親交を深めたということです。
蹴鞠がふたりをつなげたと思うと、ロマンを感じますね!
『今昔物語集』は現在展示中です。他にもFIFAワールドカップ開催国のカタールに関する資料など、サッカーの楽しみ方が広がる資料を展示しています。


『本から飛び出せ!のりものたち』は2023年1月15日まで。ぜひいらしてくださいね!

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