頭だけでも拝ませて下さい。

さいきん展示を見に行ってないなあ~
と思っていたところ、こんな気になる展示を発見しました!

「国宝 興福寺仏頭展」(東京芸術大学美術館11月24日まで)
興福寺の仏頭といえば教科書に必ず載っているアレですね。

 
ふくよかなお顔ですこと。
この仏頭は焼失したと考えられていたのですが、興福寺東金堂の本尊の台座の中から昭和12年に500年ぶりに発見されたそうです。
この仏像が作られた白鳳時代とは、飛鳥時代と天平時代の間の645年の大化の改新から710年の平城京遷都まで指します。
白鳳文化は法隆寺の建築・仏像などによって代表される飛鳥文化と、東大寺の仏像、唐招提寺の建築などによって代表される天平文化との中間に位置しおおらかな作風の仏像が多く作られました。
この興福寺仏頭は正しく白鳳文化の代表選手なのです!!

しかしこのありがたいお顔。
日本人ならみんな拝みたくなっちゃいますよね。なむなむ・・・。


現存する日本最古の仏像である飛鳥寺本尊の飛鳥大仏は605~606年に作られたと言われていますから、そこからわずか80年でこのクオリティまで辿りつくとは・・・
すばらしいですね。(飛鳥大仏は素朴さが魅力ですが!)
のの子は時間ができたら最優先の予定として
「国宝 興福寺仏頭展」をくい込ませたいと思います!

もしご覧になった皆さまは仏教つながりで
東洋文庫ミュージアムの次回展示

『仏教 –アジアをつなぐダイナミズム-』展
2014年1月11日(土)~4月13日(日)


にもお越しくださいね!
仏教が日本に伝わった経緯からより理解が深まることうけあいです!


MA のの子

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