勤労とお米に感謝の日。

本日は勤労感謝の日ですね。皆さま、いつもお仕事お疲れさまです。
こんな日は解禁されたばかりのボジョレーヌーボーで乾杯したいところですが、
この勤労感謝の日、もともとは勤労を尊ぶものではなかったようなのです。

時は遡ること飛鳥時代・・・

農業国家である日本は、古くから神々に五穀の収穫を祝う風習がありました。
その年の収穫物は国家としてもそれからの一年を養う大切な蓄えとなることから、
収穫物に感謝する大事な行事として始まったのが、「新嘗祭(にいなめさい、しんじょうさい)」です。
「新嘗祭」の「新」は新穀を、「嘗」はご馳走を意味し、天皇が皇祖天照大神に新穀をはじめとする神饌を供え、ともに召し上がる儀式が執り行われます。

戦前の日本には、他にも国の祝日と大祭日とからなる12の「祝祭日」がありましたが、
そのほとんどは紀元節、天長節など皇室の祭祀を国民がともに祝う性質のものでした。
そのため、第二次世界大戦後の昭和20年12月、GHQはいわゆる「神道指令」で、
そうした祭祀を皇室の「私的な行事」として祝日から排除しました。
そういった経緯から「新嘗祭」もかたちを変え、勤労を尊び、生産を祝い、国民が互いに感謝しあう「勤労感謝の日」となったのです。

なるほど、これはボジョレーヌーボーに酔っ払ってる場合ではありません。
本来は家族で食卓を囲み、あたたかいお米を感謝しながらいただくべき日なのですね・・・!
わたしも今日はおうちに帰ったらお米を頂こうと思います。
ボジョレーヌーボー片手に・・・(結局飲んでる


さて、昨日から別室で開催中の「幕末から明治初期の医学関係文書・日本医師会の国際活動に関する展示会」は明日までとなっております。

 

約20点も展示しており、大変興味深い書物ばかりでした!
ぜひぜひお越しください♪二日酔いはだめですよ(ヽ´ω`)

MA コウ

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