お手紙書きました!

一段と冷え込み、冬の到来を肌で感じられる季節となりましたね!!
皆さま、年末年始の準備はされていますか??
年末年始の準備と言えば、お年賀状やグリーティングカードを送ることも大切な準備ですよね?!
かおりんも、昨日、香港の先生にグリーティングカードを送りました!!
「普段はメールでのやりとりをしていても、やっぱり年末年始のご挨拶は、手書きで心を込めて!」、と思うのは私だけでしょうか・・・??


さて本日は、12月4日からお披露目しておりますこちらの展示をご紹介いたします!







駒井美信による『階段で文を読む男女』です。
階段の上段で、女性が文を読んでいます。少し見えづらいですが、文の宛名は「志の助さま」と記されているようです。


それを後ろから覗きこんでいるのは、中剃こそしていませんが男髷に結った男性。こちらの男性、振り袖の長羽織を着ていることから、陰間(色子)と考えられています。


浮世絵の鑑賞の楽しみは、様々な解釈をすることができるという点ですが、こちらの浮世絵に関する解説文を読んでみると、こんなことが書かれています。

「『志の助』とは、この陰間の名なのかもしれない。とすると、行灯看板にある「叶屋」は、陰間茶屋で…(中略)…ある。二人は情を通じ合った仲であり、志の助の許にとどいた恋文にやきもちをやいた女が、文を取り上げて読み始めた。それを心配そうに後ろから眺める志の助。」、と。






女性のやきもきした気持ちも、男性の不安げな表情もより鮮明に浮き上がってきた気がします。

「手紙」を通じた1つの物語の出来上がりです!
本日ご紹介いたしました『階段で文を読む男女』の他にも、『文を書く遊女』と『短冊を持つ立美人』も展示中です!
さっそく私も、それぞれの浮世絵に物語を作ってみようと思います♪♪♪

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