美しいお経☆

みなさま、こんにちは!
今日はMAもょが気に入っている展示物をご紹介します^^



紺色の紙に金色の端正な文字と、繊細な図が書かれているこちらは、
なんと!仏教の入門書『阿毘達磨倶舎論』です。
入門書ですがなかみはお経です(´ω`)

こちらは4~5世紀にインドの僧世親が書いたとされています。

当時の仏教は、教義解釈の違いで複数に分かれていた部派があり、
その中で最も優勢だったのが「説一切有部」説を唱えるグループ。
これはこの世界を成り立たせる原理が「ブッタの教え」であるといった説だそうです。

この「説一切有部」を中心として現実世界から宇宙の構造、輪廻、煩悩、悟りに至る段階などについてこちらに解説されています。

当館にあるものは12世紀に書写されたものですが、
金の文字や図はいまだに色がハッキリしていて、とても見事です。
写経した時代の美意識を感じられる史料ですね(`・ω・´)

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