例のアノ人!!!!!

つい2日前はとーっても暖かくて春の陽気だったのに、
今日はまたまた冬に逆戻り!という感じの寒さですね~~ブルブル:;(∩´﹏`∩);:
3月に入ったとは思えない寒さ…そしてあいにくの雨!!!
私は雨の日がどちらかというと苦手でして…
低気圧の影響なのか頭痛がしたり、
ドンヨリとした灰色の空を見ていると気分もドンヨリとしてしまいます(m--)m


そんなドンヨリを吹き飛ばすため、本日は少々パンチの効いた「アノ人」を紹介させて頂きます!!!



「アノ人」とは??!!



そう!!
この人です!!!!



どーーーーーーん



「は?」という皆さまの声が聞こえてくるように気がしますが、それは東京という地で培ったスルースキルで
華麗にスルーさせて頂き、話を進めさせて頂きます。(`・ω・´)キリッ


東洋文庫ミュージアムの『仏教』展にお越し頂いた方はお気づきかもしれませんが、
この方、今回の企画展期間中モリソン書庫で行われている
「書物でめぐる旅と冒険~旅行記のコレクションから」にて展示されている
マンデヴィル著『東方旅行記』に登場する人物(?)なのでございます。


この人物、一体何者なのか…



この人が描かれているページに、この人についての説明書きがあります。
「”These people dwell not very far from the Troglodytae (dwellers in caves), to the west of whom again there is a tribe who are without necks, and have eyes in their shoulders.” 」
つまり、「彼らはTroglodytae(洞窟に住む者/多くの古代ギリシャ・ローマの歴史家たちがアフリカの紅海沿いに住んでいるとした人々)からさほど遠くない場所に住んでおり、西の方には、首がなく、肩に目のある部族が住んでいる。」とのこと。
※ここでいう「These people=彼ら」とは、この首のない人と、その上に描かれている一つ目の人物のことも指しているようです。

ふむふむ。なるほどー
展示品パネルによると、この『東方旅行記』は「聖地への旅行案内書」という体裁で記されているそうですが、
所々に空想の産物とも言える異様な生物や変わった風習について書かれているのが特徴なのだそうです。
その中でも際立っていた「この人」は、「インド東部の諸島に住むという人種」とのこと。



ていうか…
この絵を見る限り、肩に目というか「胸に目」なんですけどーーー(笑)
イラストレーターのアレンジが加えられてしまったのでしょうか…



ていうか…
ジャミラにしか見えないんですけどーーー(笑)



☆ジャミラとは☆
特撮テレビ番組『ウルトラマン』を始めとするウルトラシリーズに登場した怪獣。別名「棲星怪獣」。
元々は、宇宙開発競争の時代に某国が打ち上げた人間衛星に乗っていた宇宙飛行士「ジャミラ」であり、
正真正銘の地球人であった。事故によって水のない惑星に不時着し、救助を待つ間にその惑星の環境に
適応して体が変異し、怪獣の姿になってしまった。(Wikipediaより)
ジャミラの御姿はこちら!⇒ジャミラ



ウルトラシリーズに登場する悲しき怪獣ジャミラ…
もしかしたらそのモデルになったのが「この人」かも??!!!


そして、実はもう一人、私の心に浮かぶ「クリソツなヤツ」がいるのです。


それがこの方。



ジャーーーン



MAブログファン、そして2年前にも東洋文庫にお越し頂いた方は見覚えがあるかもしれません。
MAブログでは「ハラゲイ」と呼ばれたりしておりました、
『山海経広注』に描かれている「形天」という妖怪です。
見た目は完全に宴会芸をするオジサンですね!首がないですが!

ちなみに、『山海経』は中国の地理書で、夏王朝(紀元前2070~1600年頃)の伯益の作と伝えられています。
伝説上の地理や神話、さまざまな妖怪などが記されている、ちょっと変わった地理書なのです。


果たして『東方旅行記』に描かれていた人も妖怪だったのか…しかし本当にそういう種族が…??
もしも人類だったとして、本当にそんな人が…それとも妄想???幻覚???


謎が謎を呼ぶ、東洋文庫ミュージアムの「アノ人」


4月13日までモリソン書庫におりますので、是非会いにきて下さいね!!!


MAみゃも



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