謎は深まるばかり・・・


皆さまこんにちは!梅雨開けが待ち遠しい季節になりましたね(´・ω・`)如何お過ごしでしょうか?
先日、大好きなネズミーシーに行って参りました!!その際に、7月限定の謎解きプログラム「とらわれたピノキオを救い出せ!」に参加したのですが、それ以来、すっかり謎解きにハマってしまいました♪

本日は、東洋文庫ミュージアム的謎解きをご紹介します!
皆さまは謎を解くことができるでしょうか??


まずはこちらをご覧ください。



教科書でお馴染みの「アヘン戦争図」です。
アヘン戦争は、林則徐によるアヘン取り締まりに対し、イギリスが軍隊を派遣し、中国市場の開放を強要したことに端を発した戦争であることはよく知られていますが、本図は1841年1月7日に珠江河口付近の虎門で行われた海戦の様子を描いたものです。
イギリスの汽走軍艦ネメシス号の活躍した戦いとしても有名です。

ここで謎解きです!
【謎1】どの船がイギリスの汽走軍艦ネメシス号で、どの船が清朝のジャンク船でしょうか?








答え:
中央にあるのが清朝のジャンク船で、メネシス号は右の奥の方に描かれています。



奥の方に、しかも小さく描かれている為、武装された鉄製のメネシス号の迫力が・・・
ない・・・

しかし、炎上しているジャンク船も見受けられますのでイギリス優勢であることは想像できます。


【謎2】では一体、このジャンク船はどの船によって攻撃されたのでしょうか?

ヒント:
下の図版をご覧ください。違いにお気づきですか?ちなみに彩色が施されているか否かの違いではありません。




答え:
右端のボートが描かれているか否かの違いがあります。



 




ボートからは、大砲が発射されたあとのようにモクモクと煙が出ています。
では、このボートの攻撃を受けて炎上したのでしょうか?
しかし、そのボートから1番近いところに別のジャンク船があるのに、わざわざ遠くの船に向けて発射するとは考えられない・・・



やはり、メネシス号の攻撃を受けて、中央のジャンク船は炎上していると考えるのが自然なようです。
ではなぜ、ボートを描いたのでしょうか?
はたまた、なぜボートを消したのでしょうか?






かおりんは、この謎を解くことができません・・・(・.・;)
この謎をとくことができた方は、是非教えて下さいね☆




参考文献:吉澤誠一郎「シリーズ特集 歴史学の国境(6)メネシス号の世界史」(大阪大学西洋史学会『パブリック・ヒストリー』、10巻、2013 年)1-14頁。

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