突然涼しくなりました。
皆さま体調の方は如何ですか。
ようやく季節の移ろいを感じることができ嬉しい限りのMAにぼしです。

博物館に務めている者らしく、今年の私の秋は「芸術の秋」ということで舞台のチケットをいくつか予約しました。

そのうちの一つが、天正遣欧使節を題材にした舞台です。


原作の小説はコチラ
村木嵐『マルガリータ』文藝春秋 2010年


今回の主人公はローマ教皇に謁見した天正遣欧少年使節の一人、千々石ミゲル。
なんと彼は帰国後、棄教してしまいます。
そんな彼が様々な人から恨まれながらも生きた道とは…!?

オススメの作品です^^


さて、キリスト教への弾圧も強まり、彼らの成し遂げた偉業に着目されることは少なかったのですが、
実はヨーロッパから、グーテンベルク印刷機と呼ばれるものを持って帰って来ていました。

この印刷機ですられたものはキリシタン版とよばれ、日本語書物(ローマ字による日本語の音での表記)で
始めての活版印刷となりました。
そのうちのひとつ


ドチリーナ・キリシタン 重要文化財


が現在展示中です。
江戸時代になるとキリスト教は禁止されたため、キリシタン版は禁止となりほとんど残っておりません。
なかでも本書は世界でただひとつの現存例とされています・・・!

とても貴重!
さらに、ローマ字に近い形なので、頑張ればその内容を誰でも読めちゃうのです!
当時の人が一生懸命日本語をアルファベットで表現しようとしているのを感じることができ、
思わずにやけてしまいます(*^_^*)


皆さまもぜひ解読してみてくださいね♪



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