そうだ、京都に行こう

というわけで、京都に行ってきました。ねたろうです。

主目的は、京都のすんごくきれいな大学で偉い先生たちのお話を聞くことだったのですが、むつかしいお話ばっかり聞いてると眠くなっちゃうので、抜け出して観光してきました。眠気が吹き飛ぶし綺麗なお寺さんも見れて、一石二鳥♪

まず、南禅寺へ。同行した方が松本清張を好んで読む方で、南禅寺の三門が作品に出てくるということを教えて頂きました。入り口を入ると楓の並木の向こうに重厚感のある三門が見えます。







三門の上に上がることができるので、上がって景色を楽しんできました。階段がめちゃんこ急で、写真をとる余裕がありませんでしたが。。。あがると2階部分に仏様が安置してあるお部屋があって、その周りをベランダが囲んでいます。お部屋は立ち入り禁止でベランダを回るだけなのですが、ベランダが若干外向きに傾いていて怖い。。。お年寄りの方は厳しいかもです。。

周辺は修理中の建物が多かったですが(オフシーズンだもんね。)、簡素で落ち着いたお庭を眺めながらしばし休憩。人が少なくてよかった。きっと紅葉のシーズンはすごくきれいなので、ぜひまた来たい!


お次は少し南に下って、知恩院へ。北口はお城の入り口みたいになっていて、石垣に囲まれた階段を回りながら登ります。







入るとおぼうさまがお説教をしていらっしゃって、真剣に有難く聞いている人、後ろで少しうとうとしながら座っている人などいろいろいらっしゃって、お寺さんが地元の人に親しまれている様子を拝見できました。

知恩院の裏には綺麗なお庭があります。







石と植え込みが組み合わされているこのお庭は、阿弥陀如来が極楽浄土から25人の菩薩をつれて来迎する様子を表しているのだそうです。一番高い石が阿弥陀如来で、その他の石で菩薩を、植え込みで雲を表現しているとのこと。日本のお庭は見立てを行うというのが特徴で、多くは著名な絶景を見立てたものですが、想像上の風景の見立てもあるんですね。

もう一つ、南の方に友禅苑という小さなお庭があります。宮崎友禅という方をちなんで作られたそうですが、お名前から予想できる通り、着物の友禅染の雛形を作った方だそうです。友禅には京都、加賀、江戸があり、いずれも色合い・趣様々で、買えないけど展示会に見に行ったりします。ねたろうは加賀友禅が一番好きかな。

その友禅苑には枯山水のお庭があります。枯山水っていいですよね。実際の水を使わずに水を表現すると、見る人は自然と理想の美しい水を思い浮かべてしまうのだな、と思います。





京都には2日半滞在したのですが、最終日に京都で電車に乗る前に、東本願寺に寄りました。こちらも改修工事中で、御影堂門と阿弥陀堂が見られませんでしたが、御影堂で休憩しました。黄昏時で風も気持ちよく、買い物帰りに参拝に来る方やお祈りしている方、お喋りしている方、寝ている方など思い思いに過ごしておられました。京都は本当にお寺さんが近い存在なんですね。騒がしい環境から距離を置きたいときに、東京だとあまり適した場所がないので、とてもうらやましく思いました。




MAねたろう

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