繰り返し読んじゃうアレ

寒さ厳しい日々が続いておりますね~~:;(∩´﹏`∩);:
そして、この時期の「乾燥」という名と大敵が私を襲うぅうう(>□<;)!!!
朝起きると喉がカラッカラになっていて絶望的です…。辛い。心までカラッカラになりそうです…。

そんな私のカラッカラでパサッパサの心(?)に潤いと刺激を与えてくれるのが
テレビ です!(笑)

私はテレビっ子でございまして、仕事から帰るとすぐにテレビをつけて、就寝時間までつけっぱなしにしています(笑)
特に一人暮らしをしていた時期は、家にいる時間はずーーーーーっとテレビをつけていました。
一人でいるとね、音がなくって寂しいんです。

バラエティー番組も好きですが、やっぱりドラマが大好き(*´艸`*)
登場人物に感情移入して、ときめいたり、悲しくなったり、愉快な気持ちになったり…私を刺激してくれます(笑)

最近だと不倫ドラマとか流行りましたよね!
ああいうドロドロしたのを見るとアドレナリン放出される気がします(゚∀゚)=3
ドロドロした物語であればある程テンションが上がります。うふふふ。


不倫ドラマとは違いますが(笑)、きっと、ドロドロに心躍らせた人々がいたであろう物語がこちら!

『源氏物語』です!
『源氏物語』は紫式部が著した小説で、成立したのは11世紀頃と言われています。
とても華やかな恋愛に彩られたプレイボーイ・光源氏の生涯と、彼の息子の薫の物語が全54巻を通じて描かれています。



東洋文庫で所蔵しているものは、「嵯峨本」と呼ばれるものです。
嵯峨本とは、江戸時代の始めに京都の嵯峨という土地の豪商が出資・企画・出版した本のこと。当館のこの『源氏物語』は、代表的な嵯峨本作品からやや遅れて刊行したと考えられているので、「伝 嵯峨本源氏物語」と呼ばれていて、とても珍しい物です。

こちらにある『源氏物語』。



よぉおお~~く見て頂きますと…。


おやまぁ。



「ゆふ顔」(夕顔)の巻が他の巻に比べて汚れてる!!!!


なんで?!


と思っていたら、学芸員の「しのP」が教えてくれました。
何故汚れているのかと言うと、「沢山の人が触ったから」
つまり、「沢山の人が読んだから」。なのだそうです!

では「夕顔」の巻って、どんな物語が書かれているのでしょう?

光源氏は六条御息所という年上の恋人のもとへ足蹴く通っていたのですが、夕顔という無垢で可愛い女性と出会ったことによって、源氏の心は六条御息所から離れていきます。
六条御息所は、亡き前の春宮(さきのとうぐう)の妃という重い身分の女性。
「そんな私が年下の貴公子に弄ばれてるなんて噂が広まったらどうしよう!」
と悶々とした日々を送ります。
源氏と夕顔がこっそり外出し、辿りついた無人の屋敷で二人きりの時間を過ごしたその夜、
悲劇が起こります。源氏が寝入っていると、夢に源氏に恨み言を呟く美女が出てきます。
夢から覚めた源氏が夕顔のもとへ駆けつけると…なんと、夕顔が死んでいるのです!
その時、再度源氏の夢の中に出てきた美女の幻が一瞬現れ、そして消えてしまいます…。


「夢に出てきた美女」「美女の幻」が六条御息所であると言われていて、
「嫉妬に狂った六条御息所が生霊となって夕顔を取り殺した物語」として「夕顔」の巻は有名になったのでした!

な、なんてドロドロ!取り殺しちゃうなんて恐ろしやー!
これには諸説あるそうなのですが、もし、紫式部がこの「夢に出てきた美女」を本当に「六条御息所の生霊」という意味で
書いていたのだとしたら…

無垢で可愛い女の子が、嫉妬に燃える情念の女に取り殺される…

な、なんてドラマチックでドロドロなんでしょうっっ!!ゾゾゾゾ(゚∀゚)=3
(アドレナリン放出中)

これはもう、何度も何度も読み返し、沢山の人が読んで、本がボロボロになるのも頷けますね!!!


こんなカサカサでパッサパサのこの季節。
是非、『源氏物語』のドロドロ物語で潤いを!(笑)



MAみゃも


最近のブログ記事