最後はこの展示品で決まり!

こんにちは!かおりんです。
クリスマス直前、如何お過ごしでしょうか?キラキラと輝くオーナメントやイルミネーションに街中が包まれるこの季節♡本当に大好き♡

皆さま、素敵なクリスマスをお迎えくださいね♡♡♡





さて、本日、ご紹介したい展示はこちら!



重要文化財『論語集解』です。




簡単に言えば
『論語』とは、孔子とその弟子の言行録。「仁」を中心とする思想が語られ、儒家の経典として、中国伝統思想の根幹となっています。
中国・漢代に儒教が国教化されると、「五経」に準ずる書として尊重され、宋代には『大学』・『中庸』・『孟子』と共に「四書」の一つに数えられる様になりました。
それまで、斉・魯地方にそれぞれ伝わっていた『論語』と、孔子の旧宅の壁の中から出た『古論語』の3種類のテキストが伝わっていましたが、後漢の時に、現在の20篇10巻の形に整理されました。



『論語集解』は、2世紀頃の中国・後漢の学者 鄭玄が当時すでに何パターンも存在していた論語の文章を一つずつ照合して誤った部分を正し、次代の魏の学者 何晏(190-249)が漢・魏の諸家の注釈を集めたものを言います。完全な形で伝わる『論語』の注釈書としては、現存最古のものなのです!!!







こちらは、和田維四郎の雲村文庫を経て東洋文庫に伝わった古写本の一つ。
巻8 衛霊公・季氏両篇のみ伝わっています。




巻首の数行を欠いていますが、冒頭に孔子の言葉として知られる

「予、一以て之を貫く」


が見受けられます。これは、「私は(物知りなのではなく)ただ一つの事を貫いているだけなのだ」という意味です。

なんと素晴らしい言葉(*´艸`*)♡ 私もいつか言えると良いな(*´艸`*)







   

よ〜くご覧ください。

字のまわりに「•」(ヲコト点)やカタカナが書き込まれているのがお分かりでしょうか?1200年代の日本人が漢文をどのように訓読していたのかを伝える大変貴重な書き込みです!
本巻は、1268年8月6日に中原師秀が書写したものです。中原家は、10世紀(平安)末以来、儒教の文献を研究・指導してきた一家で、明経道の博士家として清原家とともに大学寮(式部省の官吏養成所)で経書を講じた名門。





たくさんの書き込みから、当時の人々が『論語』を通じて、儒教を学ぼうと一生懸命であった様子が伺えます。



私も孔子の言行の素晴らしさに、『論語』を読む度に感動しています♡ 『論語』に触れる年齢やその時の境遇によって、感じ方が変わりますよね。




何千年も経った今でも感動を与え続ける『論語』。本当に素晴らしい!!



そんな私、、、 現代版の孔子と尊敬している方がいます。

それは、私の大学の先生!

研究者としても人としても、適当な言葉が見つからないほど素晴らしい先生なのです。

先生は、道に迷っている私を正しい方へといつも優しく導いてくださいます(*´艸`*)

つい先日も、そんな先生からあるお言葉を頂きました!

実は、来月から新しい環境に身をおく事になった私。
今は、期待と不安でいっぱいなのですが、
そんな私に、

「看書到眼睛出血為止」


という言葉を送ってくださいました。

「眼から血が出るまで勉強しなさい」という意味。


とっても偉大な先生のお言葉を私なんかがその解釈をつけるなんて大変恐縮ですが、
恥を忍んで申しますと、
眼から血が出るほど勉強するというのは、目標に向かって一心に進むということで、何かに不安を抱いていたり、注意力散漫にフラフラとしていては何も極められない/成果が得られない。がむしゃらにやってみなさい。


「不安ばかりを口にしてはいられません!一分一秒も無駄にしないよう、たくさんの事を学んでこなければ!!」と、目の前が明るくなりました♡






皆さまの「これぞ!」というお言葉は何ですか?




MA かおりん

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