色々な

東洋文庫ミュージアムの1階の展示室は【オリエントホール】と言います。
そこにある展示ケース、横に長――――――いのです。
全長16メートルあるんだそうな!



現在この展示ケースでも「イスラーム」に関わる重要な展示をしています。

東洋文庫の蔵書の中から、ヨーロッパ言語に訳された『コーラン』と、コーランに関する有名な研究所を展示しているのです!


その中からいくつか『コーラン』をご紹介致します。
※アラビア語以外に翻訳された『コーラン』は、「コーランの注釈書」という位置づけになります。


まず、こちらが英訳コーラン。

ジョージ・セイル(1697-1736)というイギリスの東洋学者が英訳したコーランです。
本書は中東の礼儀作法、伝統、法律などに深い造詣が示されています。



次にドイツ語訳のコーランです。

テオドール・ネルデケ(1836-1930)というドイツの東洋学者が翻訳しました。
1859年に本書でフランス学士院賞(碑文・美文部門)を受賞したそうです。



そして、こちらがフランス語訳のコーランです。

訳者であるレギ・ブラシェール(1900-1973)は、アラビア語を専門としたフランスの東洋学者です。
フランス語訳コーランの中では、学術的価値の最も高い翻訳とされています。


様々な言語で翻訳された『コーラン』をオリエントホールでゆったりとご覧下さいませ!



最近のブログ記事