気が早い予習の巻

こんにちは!
暖かさも増して、六義園では桜のみごろが近づいてきているようです。
本日、東洋文庫にもたくさんのお客様にお越しいただき、ミュージアムは大盛況となっております!ヾ(*≧∇≦)〃


突然ですが、皆さまはこの絵をご存知でしょうか?



これはフェルメールの「手紙を読む青衣の女」という絵です。
この女性の背後、画面の右上に映るものにお気付きでしょうか……
そう!!
これは次回「大地図展」の目玉、ヨアン・ブラウという地図作家の作った地図なのです!

中央のフェルメール・ブルーと対比されるように飾られた色褪せた地図。
地図には、「冒険」とか「愛する人の不在」、「広い世界の暗示」などの意味があるのだとか。
どなたかからの手紙を一心に読む女性……彼女は妊婦であるという説もあります。
自分の新しい世界が拓けるような手紙が届いたのか、遠く離れた愛する人からのお手紙なのか…。
また17世紀当時、地図は高価で裕福な家庭向けのものでもありました。
ということは彼女は裕福な家のお嬢様なんでしょうか?
意味を知るごとに想像が膨らむ絵です…。

目的地を示すばかりではない、地図には何とも心くすぐられる意味合いがあるんですね。
大地図展、今からワックワクのドッキドキですね!!


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