突然ですが、ここはどこの風景でしょう?
なにやらヒントになりそうなものが、ちらほらと・・・。
もうちょっと近づいて見ましょう。
ひ、人!そして、牛!もーもー。(そして、後ろには、うっすらと写り込んだワタクシの手が・・・・てへ♥)
背景にも、面白い形の建物が点在しています。なんとなく、アジアっぽいような。中国かな?東南アジアのほう?
さてさて、正解を。
この絵はなんと、日本の京都を描いたものだそうです。
(タイトルには、“MIAKO”の文字が。これって、「みやこ」の事だったのですね。)
我々日本人からすると、ちょっと奇妙な姿形をした京都に見えますね。
それもそのはず、本作は17世紀にアルノルドゥス・モンタヌスという
オランダ人によって描かれたのですが、
モンタヌス自身は一度も来日したことがなく、伝聞や報告書から想像した
イメージで絵を描きました。
本作が所収されていた『日本誌』には、京都のほか日本各地の「想像図」が
挿絵として導入されています。
東洋文庫ミュージアムでは、今なら「鹿児島(CANGOXUMA)」の挿絵も展示されていますよ♪
追記:
モンタヌス『日本誌』には、こんな挿絵もあるようです。
ずいぶんと、豊満な、大仏サマ! (・∀・)
(http://homepage2.nifty.com/liondog/kuron/komatan_15.htm より)