プランタンといえば・・・・

こんにちは、クリストファー・プランタンと申します。


https://en.wikipedia.org/wiki/Christophe_Plantinより

僕は1520年にフランスで生まれたのですが、商業的に栄えている
ベルギーのアントワープにて、出版業・印刷業をはじめました。

それが、いま、大繁盛中!
少し前に、ラテン語やギリシャ語もよめる優秀な助手さんも雇ったのも、功を奏したなぁ。

プランタン工房では、地図や美術関係などにまつわるたくさんの美しい書物を出版しています。
お得意様や友人には、地図作家のオルテリウスくん、メルカトルくん、
それから画家のルーベンスくん、ブリューゲルくん(お父さんのほうね)がいます。
みんな、アントワープで活躍する仲良し同士なのさ。

ちなみにこの肖像画は、画家のルーベンスくんに描いてもらっちゃった。


いま、東洋文庫では、オルテリウスくんが出した1570年発行『世界の舞台』の本から、
『アジア新図』という一ページが展示されています。



この『世界の舞台』という地図帳なんだけど、後に、1579年からは
僕の工房で出版を担当することになりました。
その後も、『世界の舞台』はオルテリウスくんがこの世を去るまで出版され続け、
地図の大ベストセラーになるのは、すこし先のお話。


このプランタン工房は、数百年後に、ユネスコの記憶遺産にも登録されるって、
予知夢で見たんだけど・・・・・・正夢になるといいな。


ちなみに、僕、日本にあるプランタン銀座とはあんまり関係ないよ。



参考
http://www.printing-museum.org/communication/column/pdf/column_17.pdf
http://memory.loc.gov/ammem/gmdhtml/gnrlort.html
https://en.wikipedia.org/wiki/Christophe_Plantin

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