六義園のおはなし♪

こんにちは。本日は六義園のおはなしです。
当館の近くにある六義園ですが、六義とは一体何かご存知でしょうか。

「六義」とは、中国の詩の分類法です。
詳しくは、中国の古い漢詩集である「毛詩」の「詩の六義」(風・賦・比・興・雅・頌)という分類法なのですが、
日本でも、紀貫之が和歌の「六体」(むくさ・そえ歌・かぞえ歌・なぞらえ歌・たとえ歌・ただごと歌・いわい歌)に転用しています。
六義園を築いたのは徳川綱吉に仕えていた柳沢吉保という人物です。吉保は、凄腕の政治家であったと同時に、とても優れた歌人でもあったのです。
六義園は、和歌に詠まれた八十八景が盛り込まれた名勝です。吉保の文芸趣味が反映されているのですね。

是非、そういったことに興味をお持ちの方、当館と合わせてお出掛けください。
東洋文庫では、六義園と当館の入館料がセットになって得なコンビチケットもご用意しております。ミュージアム受付にてお申し付けください。

参考サイト
公園へ行こう!
参考文献
東京都文京区編『六義園の楽しみ方ガイドブック』つなぐNPO「まちミュー友の会」編集,山梨県立博物館発行


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