目がぁああ目がぁああああ!!!!

私、目の病気をしたことがあります。
その名も「角膜ヘルペス」
高校生の時でした。


ある日目覚めて、鏡を見ました。
あれ?なんか右目の黒目部分に白い点が???
目やにかな???
目を洗ったら取れるかな。
おや。取れないぞ。なんでだろう。なんだろうこれ。
これ、大丈夫なのかな。
怖いな。
お母さーーん!


という感じで母に病院に連れていってもらいました。
何箇所かの病院へ行き、最終的に診断されたのが、「角膜ヘルペス」でした。



兆候はあったのです。


なんだか日の光が眩しいな…右目の奥が痛い。
頭の奥から目を鷲掴みにされているような痛み。
そしてとにかく眩しい。目を開けているのが辛い。

そんな日々が続いていました。

当時高校生だった私はアメリカに住んでおり、
高校の始業時間は7時45分、終わるのは15時頃。毎日大量に出される宿題&レポートに追われ、毎日のようにテスト、小テスト、突発的先生の気まぐれテストがあるため、勉強勉強勉強で、1日に何時間もパソコンの前に座り、とても要領が悪かった私は4:00 AMまで勉強するなんてことが多々ありました。

そのため、「あー、目の疲れかな。目を使いすぎているのかな。」
と思い、大して気にしていなかったのです。


そんな状態からの、黒目に白い点の出現でした。


原因はなんだったのか。


眼科医に聞いてみると、


「うーーん。口の周りとかにできるヘルペス菌が目に飛んだのと…あと大きな原因は…


ストレスだね!

そう!ストレス!

高校生とか大学生とか、テストとかレポートとか多いでしょ?
そのストレスでなっちゃう人多いんだよね~

ストレスが原因だから、薬を飲みながら上手くこの病気と付き合っていってね~」



ストレスという言葉で片付けられた感…(-_-;)



それから、謎の青い錠剤をのんだり、ステロイド入りの目薬を指したり…
治療をしましたが、あまり良くならず…。



治りきらないまま、大学進学のため、日本へ帰国。


帰国後、大学病院で検査を受けました。


その時、アメリカで処方されていた薬を眼科医に見せたのですが、
「えっ。こんなの飲んでたの?!めちゃくちゃ強くなかった??胃は大丈夫だった??
日本だとこんなの絶対処方しないですよ!」
と言われてしまいました。
さすがアメリカ…色々強いんですね(^^;)私の胃は全く問題なかったので、
自分の強靭かもしれない胃に驚きましたが。(今は胃腸の弱い子になってしまいました。)


そんなこんなで、大学病院で薬をもらい…



そうしたら、すぐに直ってしまいました!!!!
視力が落ちることなく、完治!!!!!


薬が効いた?
それとも、やっぱり原因はストレスだったのかも???!!!!



何が一番効いたのかはよくわかりませんでしたが、
私の「角膜ヘルペス」との戦いは終わったのでした。


突然なって、突然終わった、眼病。
治ってしまった今となっては「そんなこともあったなぁ~ははは」な思い出ですが、
当時は「私の目はどうなってしまったんだろう…」と、とても不安でした。


医療があまり進んでいなかった頃になっていたら、もっともっと怖かったんだろうなぁ…。
もしかしたら失明していたかもしれません。


今現在、東洋文庫ミュージアムでは『麻嶋灌頂小鏡』(江戸時代、書写年不明)を展示しております。



江戸時代には、栄養不足などが原因で、多くの人が眼の病に悩まされていたそうです。
そのため、眼科医の需要がとても高く、当時、眼科専門医として最も栄えたのが「馬嶋流眼科」でした。
展示している本は、馬嶋流の秘伝書で、様々な眼の症状を表した眼球の図の下に、
それぞれの処置仕方、薬の種類と使用法が記されています。





眼の血走り具合が…結構リアルです…。



この秘伝書のおかげで、きっと江戸時代の何人もの眼病患者が救われたんだろうな!


もしも馬嶋流の眼科医に私の目を診断してもらっていたら、一体何と診断されたのかしら。


原因はやはり、「心労」と言われたのかしら??!


ちょっと気になります。



MAみゃも


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