佐賀見聞録

行ってまいりました佐賀は有田、磁器の国。有田焼への興味に導かれ、とうとう念願の旅を実現させました。ここでまた、幾度かにわたってその旅の見聞録を書かせていただきたいと思います。 まずは、全ての始まりとも言えるこちらの場所。上有田駅から徒歩で15分ほど歩くと突然現れる陶石の採掘場です。 1616年。韓国の陶工李参平が磁器の原料となる陶石をここで発見し、有田焼の歴史が幕を開けました。現在はもうほとんど採掘は行われていませんが、当時の姿がそのまま残された光景は圧巻です。この写真の手前に広々した空間があるのがおわかりいただけると思いますが、発見当初はここも山でした。明治時代以降は、粘性があり形成しやすく焼成にも強い熊本県の天草の陶石が使われるようになりましたが、それまでに一山丸ごと器に変えられたと言われています。 今年は有田焼き創業400年記念の年ですが、全てがここから始まったと思うと感無量でした。是非一度訪れてみてください。 MAウメ

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