世界に誇る日本の医療を求めて・・・

もう春ですね。
我が家のお庭の梅の花が満開で、良い香りです!!!






開催中の「解体新書展」では、古代から近代にいたる日本の医療の歩みを医学書や風俗絵などを用いて振り返っています。

  


それらをみますと、古代の人の知恵や外国から入ってきた「近代的医療」を吸収し、さらにそれを日本の確かな医学・医療として発展させてきた歴史を知ることができます。そして、今日、日本の医学・医療が国際的にも優れた技術を持っていると評価されるに至ったのは、数々の偉業を成し遂げてきた先人達のお蔭だということを改めて感じます。



本日は、大変興味深いお話をご紹介いたします。

来日する中国人観光客が増加して久しいですが、最近は彼らの来日目的にある変化が生じていることをご存知ですか??

様々な商品を買い集める「爆買い」だけでなく、日本の高水準医療を受ける「診察体験」を来日目的に加える中国人が急増しているのです。

観光を楽しむ合間に「人間ドック」を受けるツアーが人気を博しているというわけです!


血液検査で、貧血や高脂血症、痛風、前立腺がん、肝炎ウィルスを調べたり、胃と大腸の内視鏡検査をしてみたり、超音波・X線の検査、その他、全身PET−CT検査などを受けるらしいのです。




経済成長が著しい中国では、今、「健康」について関心を寄せる人が増えています。中国国内でも、人間ドックを受けることのできる施設が急ピッチで建設されていますが、その建設が需要(人々の関心)に追いついていないのが現状です。
このため、高水準の医療を受けて健康を手に入れたいと願う中国人は、来日して「詳細」で「正確」な検査を受けることを選択しているのが実態です。


このことから、国内外から日本の医療が高く評価され、それを受けたいと願う人が多いことがわかります。と同時に、世界に誇る日本の医療を誇らしく思います。 でもこれは、古代から脈々と受け継がれてきた日本の医学・医療、そしてそれに関わってきた多くの人々あってこそですもんね。

是非この機会に東洋文庫で、古代から近代までの約1500年間の日本の医療の歩みを学んでみては如何でしょうか?


MA かおりん

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