※4枚すべてホームページより引用
遠刈田温泉へ行って参りました!!
遠刈田温泉の泉質は、ナトリウム・カルシウム・硫酸塩・塩化物泉で、その効能は神経痛、リウマチ、胃腸病、婦人病、慢性皮膚病など。お蔭様でお肌がすべっすべになりました!!
お宿自慢の源泉掛け流し風呂に何度も浸かり、心身ともに癒されました。当分は余韻に浸りながら頑張れそうです!!
なんでも、日本には3000以上もの温泉地があるというから驚きです?!
温泉は、縄文時代から人々の心身を癒してきました。江戸時代には爆発的なブームがおき、1月〜2月は「寒の湯治」、7月〜8月の暑い時期は「丑の湯治」と言い、一年を通して温泉に出かけることが各地で盛んになりました!
先人たちは、温泉を利用して暑さ寒さに耐えうる身体つくりをし、自然治癒力や免疫力を高めてきたんですね。
戦国時代に名を馳せた武田信玄の隠し湯は有名で、戦いで傷ついた兵を温泉で療養させたというお話です。
また、徳川家康は熱海の湯がお気に入りで、実際に湯治のために当地に17日間も逗留したと言います。驚くことに、家康は熱海の湯を京都で病気療養中だった周防國大名・吉川広家のお見舞いに運ばせたこともあったそうです。
その後も、旧日本軍は台湾など各地に温泉を掘り、そこを湯治場としたことも周知の通りですね。
近年、科学的にもその効果が実証されているようです。温泉には温泉成分による効果はもちろん、心身の健康づくりに役立つ効能「温熱効果」「科学成分による効果」「リラックス効果」「転地効果」「浮力効果」「睡眠効果」「抗酸化作用」があるといいます!
科学的にも心身のメンテナンスができると実証されているというわけですね。
絶賛開催中の解体新書展で展示中の『一本堂薬選(いっぽんどうやくせん)』からは、日本人と温泉の興味深い関わりを知ることができます。
(1732年)
こちらは、実際に行われた実験に基いて、香川修徳が薬物など180種について薬能と鑑定、自説を記している本草書。
上・中・下の3編と続編からなっています。続編で、温泉療法を詳しく取り上げているんです!
香川によれば、温泉は「気を助け、體を温め、瘀血(おけつ)を破り壅滞(ようたい)を通し・・・」と冒頭部分に書かれています!!
血行をよくすることができると説いていることから、江戸時代にはすでに温泉を医学的に応用していたことがわかりますね。
香川修徳がまとめた温泉の効果の続きは、是非東洋文庫で。
MA かおりん