衝撃的過ぎる?!

先日、来日中の香港人の友人に川越を紹介しました♩♩

      

江戸時代にタイムスリップしたかのような町並み。当日はお着物を着て散策しました!!初めてのお着物に、とっても興奮していた彼女。喜んでもらえて良かったです。他にも、トンボ玉(Japanese Traditional Jewelry)を作ったり、菓子屋横町で駄菓子を購入したり、氷川神社にお参りに行ったりと・・・。楽しめました^^




「科挙の答案の魅力を知って頂く一助になれれば」と思い、始めたこのシリーズ。
ありがたいことに、ご好評をいただいておりましたが、本日が最終回です!!
最終回に相応しい衝撃の事実をお届けします・・・?!


   


実はこの答案、
受験者つまり金榜の自筆ではないのです!?
役人によって書き写されたものではないかと考えられています。


ということは、答案内に1カ所黄色い付箋で誤字が指摘されていますが、これも担当の役人が写し間違えたもの。

金榜の汚名返上!!と言いたいですが、、、
「金榜自ら書いた答案ではない」ということに衝撃を隠せません!!


何故、金榜自筆答案ではないと考えられているかというと・・・
優秀な人材を登用するための科挙。時代を経るにつれてだんだんと試験の仕組みが複雑化。
カンニング用豆本の持ち込みや替え玉受験など、試験の不正が相次ぎます。
そこで清代は、横行していた不正をなくそうと奔走します。その一つが、「採点官が筆跡から受験者を特定し、有利な計らいをする」という不正を防ぐこと。
受験者の答案を回収後、役人が答案を書き写しどの受験者が作成したものかわからない様にした上で、採点官に手渡すという措置をとったのです。

科挙は立身出世の唯一の道。どんな手を使ってでも合格したい!!
そんな思いから生まれた不正。その不正対応に追われた採点官。そして、答案を写す時間や役人の労力、その費用、そして写し間違え。。。。
う〜ん。本末転倒。そう思わずにはいられません!!

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