ここだけの話♡

「この日のあなたには愛嬌があります。普段どおりに話しているつもりでも、どことなく可愛らしかったり憎めなかったりするので人気が高まりそう。これまで苦手意識をもっていた相手とも、楽しく話ができるでしょう。」
実はこれ、今日のしし座の運勢なのです!!
愛嬌か・・・。ご来館の皆さまに愛嬌を感じて頂けたでしょうか。。。。

情報番組や携帯などで、その日の運勢を調べる方、意外と多いのではないでしょうか?!現在、ミュージアムでは約3000~4000年前の占いをご覧いただけます( *´艸`)( *´艸`)( *´艸`)


      
『甲骨卜辞片(こうこつぼくじへん)』
こちらは、中国の「殷(いん)」という王朝の都があった土地で出土した動物の骨。「甲骨」という名前のとおり、亀のお腹側の骨(腹甲・ふっこう)、牛や鹿の骨などがあります。



骨の表面に刻まれているのが、漢字の原型である「甲骨文字」で、殷の王室で行われた占いに使用されたと考えられています。

ちなみにどのように占われたかご存知ですか?
一般的に、「占いたいことを骨に刻み、火であぶり、骨の割れ方からその結果を判断した」と考えられていますが、

実は違うんです!!
例えば、明後日に雨が降るかどうかを占いたいとしたら、
STEP①:骨を火であぶってヒビが入ったことを確認
STEP②:明後日、雨が降るかどうか(占いの内容)を骨に刻む
しばらく保管
STEP③:当日、雨が降ったことを確認し、事実を骨に刻む

これでは真の占いとは言えないじゃないかと思われますが、甲骨による占いは王様が占っているという体裁をとっていたため、占いを外すわけにはいかなかったのです。なので、当たっているものだけが残るように細工を施していたわけです。

どのような占いが行われていたのか、是非確認しに東洋文庫ミュージアムにお越しくださいね!!

最近のブログ記事