きっかけはあの事件。

以前、「絶賛反抗期中」の姪っ子ちゃんがいるとブログに書きましたが、実は小学6年生の甥っ子くんもいるのんです( *´艸`)( *´艸`)
まだまだ可愛い盛りで、先日の七夕では「剛昌先生が元気でいられますように」と短冊にお願い事を書くほどピュアな心の持ち主なのです♡ 甥っ子くん、「名探偵コナン」の大ファンなんです。
それにしても、姪っ子ちゃんといい甥っ子くんといいまっすぐに育ってくれたことを本当に嬉しく思います。少しずつ少しずつ…大きくなってくれることを切に願っています♡


さてさて、「名探偵コナン」と言えば、数々の難事件を小学生(見た目)が解決しちゃうわけですが、最後に犯人を諭す場面なんかもありますよね。ホロリとさせられちゃう事もあったりして…。



現在公開している展示品の中にも殺人事件がきっかけになって作られた道徳の教科書があります!!!




五倫行実図



第22代朝鮮王朝正祖の命によって1797年、李秉模が編纂したものです。
ことの始まりは、15世紀。
朝鮮王朝第4代国王世宗(1397-1450)は、慶尚道晋州の人が起こした父殺しに衝撃を受け、古今の親孝行の逸話を集めて民間に頒布するように命じました。こうして1434年に『三網行実図』が完成します。
絵やハングルを交えて儒教道徳をわかりやすく解説したこの書物は繰り返し刊行され、朝鮮に広く儒教を広めるのに大活躍します。

時代が変われば、解釈も変わっていきます。
人として守るべき道「五倫」をまとめ、再度「五倫行実図」として発表されたのです。

内容はもちろん素晴らしいので読み応えたっぷりですが、作品としても見応えたっぷりです!!
活字の刻字の美しさ( *´艸`)キレッキレのハングル。墨のノリもよく、白い紙とのコントラストが際立っています。
  
そして挿絵。緻密!今にも動き出しそうな人物。

王命によって作られただけあります!!
是非一度ご覧あれ~。

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