大事にされている件について

突然ですが、私、感謝しているんです。東洋文庫の方々に!!そしてお客様に!!
一言御礼を言いたくて。でも直接感謝の気持ちを伝えるのはちょっぴり恥ずかしいので、この場をお借りして思いの丈を述べたいと思います( *´艸`)♡



お忙しいのに受付に足を運んでくださる学芸員さんたち。「変わったことはない?」「最近暑いから体調に気を付けてね」・・・
お優しいお言葉をかけてくれるんです♡ 気にかけてくださりありがとうございます。
「最近膝っ小僧がポキポキいうんだけど鳴らない?」と!!いつも忙しくされている学芸員さんたち。お身体が心配です。


そしてミュージアム運営に関するお仕事を担当している職員の方々。「いつもありがとう」「何かあったら呼んでね」・・・
お世話になっているのは、こちらの方です。 心のこもったお言葉を頂きただただ感動しています。
そして普通なら聞くことのできないような世界のお話しから世相についてまで、本当に多種多様なことを教えてくださいますし、的確なアドバイスもしてくださいます。


部署は違っても廊下ですれ違うと必ずお声をかけてくだる皆さま。「今日のミュージアムはどんな感じ?」「今度のお休みはどこか行くの?」「ご苦労様」「以前ブログで紹介してくれていた展示品を手にとって観たいという方が閲覧室にいらっしゃったよ」
私たちMA(ミュージアムアテンダント)一人ひとりをちゃ~んとみてくださっているんだ、と思うと胸が熱くなります。


そしてそしてお客様。「ブログ楽しくみています」「ガイドツアー面白かったよ」「質問に真摯に答えてくれてありがとう」
その一言でどれほど報われるか・・・。


出勤する度に大事にされてることを実感します。皆さま本当にありがとうございます。




少しでも恩返しできるように今後もMA一同、頑張ってまいります!!




もちろん東洋文庫は史料も大事に大事に所蔵しています。
蔵書の数は、100万冊。東洋文庫設立当初より所蔵している書籍はもちろん、新しい書籍だって一冊一冊その特性に合わせた管理をしています。修復作業を行いながら、現代だけでなく後世にもこの書籍たちを伝えるべく奮闘しています。
こうした東洋文庫の活動に触れて頂けるのが浮世絵!!
鮮やかで美しい色合いを留めた上質な作品の数々。その鮮明さといったら他に類を見ないほど!!!
どれくらい鮮明かと申しますと、、、


喜多川歌麿の『錦織歌麿形新模様 うちかけ』の「うちかけ」の色をめぐってこんな新事実が明らかになったのです。
これまで『錦織歌麿形新模様 うちかけ』は「白うちかけ」と題されていました。それは時間の経過とともに、色あせてしまったうちかけの色を見て、そのような題名が付けられていたのです。しかし、東洋文庫に伝えられるこの作品の保存状態が良かったおかげで、白色ではなく、薄紅色であることがわかったのです。これにより、『錦織歌麿形新模様 白うちかけ』ではなく、『錦織歌麿形新模様 うちかけ』という題になりました。

極力空気に触れさせないで、大事に保存していたからこそ、刷られた当時の色をそのままお楽しみいただけるのです!!



8月17日から始まる企画展「本のなかの江戸美術展」では、浮世絵が多数出展される予定です( *´艸`)  乞うご期待ください!!
※「うちかけ」が出展されるかはおたのしみ♡



なお、国宝『毛詩』や重要文化財『論語集解』をお披露目している現在の展示は、明日が最終日となっています!!くれぐれもお見逃しのないようにご注意くださいね。

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