現存3例しか!!!ないの!!!

皆さま、こんにちは。でんぷんです!※でんぷんは、HNです。
9月に入ってからも「シン・ゴジラ」でにぎわっていますね!
私も見に行きたいと思っているのですが、なかなか見に行けず、気づけば中旬になってしまいました。
( ノД`)シクシク…公開している間に見に行きたい・・・。
そんな興行収入60億円突破の大人気「シン・ゴジラ」ですが、
そのゴジラ役があの野村萬斎なんです!
私は、今更感満載で昨日知り、なんて豪華なコラボなんや!と思いました。
まさに夢の共演ですね。
今回のゴジラが手のひらを上にしているのは、日本の龍神や仏が手のひらを上にしているからだそうです。
それを取り入れることによって、メイドインジャパンを感じて欲しかったとか。
OH!クール・ジャパン!
確かに、姿勢や構えや走り方を一歩間違えてしまうとジュラ○ック・パークになってしまいそうですもんね。

前置きが長くなりました。(‘ω’)ノ
そう、今回お話ししたいのは「シン・ゴジラ」ではなく、
まさに「シン・ゴジラ」と同じく夢の共演を果たしたものが当館にもあるというお話です!!!


タイトルは『春の曙』



葛飾北斎と喜多川歌麿がそれぞれ1図ずつ挿絵を担当した最強タッグの狂歌本です!!
浮世絵界のトップスターですよ。
当時の浮世絵オタクもきっと興奮のあまり、獲物を目の前にした闘牛のように鼻息荒く
「保存用」「観賞用」「布教用」の3つは購入していたに違いありません。
狂歌とは、風刺や滑稽さを盛り込んだ短歌の一種で、
特に18世紀後半に一大ブームが起こりました。
こちらの作品は1796(寛政8)年のものですので、丁度ブームの時に出版されたものですね。
現在展示中のものは、歌麿の挿絵(上部写真)です。
『枕草子』の「春はあけぼの」の一節を表現しています。
歌麿と北斎を見比べることはできませんが、狂歌の世界を彩る美しい歌麿の挿絵をぜひご覧ください。

また、こちらの狂歌本ですが、現存が3例しかない非常~~~~に貴重な本です。
この展覧会を逃すと次いつご覧いただけるかわかりません。今です。今しかないのです!
ちなみに、北斎の挿絵は10月26日(水)~展示予定です。
その代わり、今度は歌麿がご覧いただけなくなってしまいますので、歌麿の挿絵を見たい!という方は、
10月24日(月)までにお越しください。( *´艸`)

並べての展示ができず、大変申し訳ございません。
できるだけ、退色を防ぎ当時の状態を保つため、展示期間を分けております。
ご容赦ください。

※今回の企画展図録には、両方の挿絵を掲載しております。
ミュージアムショップ「マルコ・ポーロ」にてお買い求めいただけます♪

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