9月も半ば、ということでリクルートです。
「本でみる江戸美術」展、本日は講演会が催されています。
我が家の本家にもその昔、歌川広重等の名だたる浮世絵師の浮世絵が山盛りで土蔵に眠っていたようですが、
現在では散逸してしまいました。残っていれば○○コレクション
の様な形で色々な事ができたかもしれませんが、土蔵ごと消え、今はそれがあったことを知る人も少ないです。
なくなる前にせがんで何枚かもらったというおじさんが近所に
いたので見せてもらいましたが、たぶん本物です。
その家の断絶とともにコレクションなど、あっけなく消え去るもので、それを思うと文
庫の浮世絵コレクションは好条件が重なって残ってきたので、浮世絵それ自体と持ち主
の巡りあわせに不思議な縁を感じる今日この頃です。
江戸美術以外の岩崎コレクション、モリソン書庫の展示も併せて行っておりますので、
そちらの展示も見どころです。
1853年にペリー来航時の様子を描いた絵図「ペリー久里浜上陸図」が展示中ですが、
ここにも奇妙な縁が…。
警備の配置についての書き込みに「戸田」と書かれている部分があり、この戸田さんって、
信州松本藩のお殿様で、このとき松本藩からの要請で地元から連れていく人足の世話を我が家の本家が
していたので、隊列の人数をあらわす黒丸のどこかにはひょっとしたら歩いてるか、
馬にのっているか遠いご先祖様の後ろ姿ぐらいはあるかも…?あなたの遠いご先祖様も
ひょっとしたらいるかもしれません。ぜひお越しになってごらんください。