お嫁に行くときにもらいたいもの♡

先ほど、お外を眺めたらあめが?!
今朝は、薄日もさしていたのに・・・。おいっこくん、小学生最後の運動会なのに・・・。
小学校の辺りは雨が降っていないと良いのですが。


さて、昨日のブログで告知いたしました通り、本日は『浦島太郎物語』の挿絵についてお話しいたします。



  


ご覧ください!!乙姫や女官たちの華やかな装い、美しい室内装飾+゜*。:゜+(人*´∀`)+゜:。*゜+


そして異国情緒溢れる感じ・・・。
ん?!
今では、当たり前のように使われている椅子ですが、本絵巻物が作られた江戸時代初期頃は、まだまだ椅子は普及していなかったのでは?!
作者は、異国を想わせるものととか、豊かさを象徴するもの、あるいは優雅さをあらわすものとして椅子を描いたのかもしれませんね。





このように鮮やかな色使いや、絵巻物を思わせる愛らしい人物表現がなされている手書きの絵本を「奈良絵本」と呼ばれています。

  


  
奈良絵本は、文字や絵が手描きであることはもちろんですが、金が施されていたり、高価でキレイな絵の具が使われているなど豪華で贅沢なお作りなのもその特徴♡♡♡
特に大名や裕福な商人の家からの注文が殺到していたと言います。
彼らは、その家の娘が結婚する時に、嫁入り道具の一つとして注文し、娘に持たせていたようです。
また女の子が生まれた時の贈り物にされることもあったようですよ。

このことから、別名「嫁入り本」あるいは「祝儀(しゅうぎ)本」と呼ばれるんです。



奈良絵本は個人の所蔵が多かったため、確認できる作品が少ないのが現状です。
そんな中、東洋文庫は20点程所蔵。



しかもどれも良品!!展示中の『浦島太郎物語』に関して言えば、1点で数千万の市場価値がつく程です。





この貴重な一品を是非ご覧くださいませ( *´艸`)♡

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