君の名は。

最近何かと話題の映画『君の名は。』を昨日ついに観てきました!!
評判の、透けるような光が生む出す背景の美しさにも息を飲みましたが、
何よりストーリーがとっても素敵で引き込まれました( ´艸`)

興行収入がすごいことになっていると毎週のようにメディアで伝えられていますが、
同時に、「聖地巡礼」する若い人がたくさんいることもニュースになっていますよね。
確かに、アニメのような2次元の絵で見た場面に実際に立てたら、と思うと夢(妄想?)が膨らみますね。


でもこんな風に「ああ、絵で見たあの場所に行けたら」と妄想する人は、
昔からけっこういたんじゃないかと私は思うんです。
なぜならば!



  じゃん!

現在開催中の「本のなかの江戸美術」では、
歌川広重《名所江戸百景》や葛飾北斎《東海道五十三次 絵本駅路鈴》といった、
日本の名所の数々を描いた版画を展示しています。

太平の世になり、街道が整備されて旅が身近なものになったとはいえ、
遠出ができない人もたくさんいたはず。
そんな時は、版画で手に入れた名所絵を見て、
まるでその場所に旅行した気分を味わう、という楽しみ方をしていたらしいのです。

「いつか、絵で見たあの場所に行けたら」という妄想を密かな楽しみに、
日常を送っていたのではないでしょうか。


そう考えると、
行きたい!と思ったらあらゆる交通手段を駆使してぱっと行けちゃう現代は、
本当におもしろい時代だなーって思います( ´艸`)



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