日曜美術館

NHKの人気番組の一つ「日曜美術館」、ご覧いただけましたか?!
私は主幹研究員のM氏とともに東洋文庫でみました( *´艸`)♡
M氏は聡明且つお優しいのでぼけーっと見ていた私に作品についてさらに詳しく解説をしてくださいました。



『名所江戸百景』


放送時間は10分間でしたが東洋文庫が誇る浮世絵が紹介され、大変充実した内容だったように思います。

本日は、放送を見逃してしまった方のためにどのような内容だったのかちょっとだけご紹介します!!


特徴1:とにかく保存状態が良い!
東洋文庫には300点もの浮世絵コレクションがあります。元々はバラバラに出版されたものですが、それらをアルバムのように貼って本の形にしています。そのため、絵は直接空気に触れることなく綺麗な色を保つことができたのです。

特徴2:本物そっくり!
浮世絵というとのぺーっとしていると思われがちですが、絵の中に粉々に潰された貝殻が用いられ、モノの材質を表そうとしているものもあります。


今回の企画展では、浮世絵を中心に江戸時代の風俗、芸能・娯楽を表した作品から当時の生活と文化を紐解いています。

「春画」を浮世絵のジャンルの一つととらえ、その他の浮世絵と一緒に並べて鑑賞できるようにしております。春画は出版規制の対象だったので、他の浮世絵や絵本よりは発行部数が少ないのですが、江戸時代を代表する人気絵師はみな、代表作と同時進行で春画を制作しています。

よって!!
浮世絵の歴史を追っていく上で、「美人画」「役者絵」「風景画」とともに沢山の名品を生んだ「春画」だけを分けるのではなく、浮世絵のジャンルの一つとして同時に見れば、
江戸時代の人が触れた文化がとても多様で豊かなものであったことを理解しやすくなるのです *´艸`)


見どころ満載の展示です!是非、この機会に江戸時代の文化・芸能をご堪能くださいませ!

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