日露交流に

昨日から来日されているロシアのプーチン大統領。
この度の訪日において、安倍首相はプーチン大統領に日露交流の絵巻物をプレゼントされたのをご存知ですか?!


なんとその巻物、東洋文庫所蔵の「戸田浦における露国軍艦建造図巻」(複製)なのです( *´艸`)♡

本絵巻は幕末の日本と帝政ロシアによる交流の幕開けが、ある出来事であったことを伝えています。


ロシア全権プチャーチンら使節団は、1854年12月、日本と国交を樹立するために伊豆半島の下田に来航。無事に、江戸幕府と日露通好条約を結び、一行が帰国の途につこうとした矢先!!大地震と津波が発生し、乗ってきた軍艦は下田港で大破してしまいます。そのため、日本の船大工が戸田で船を建造し、ロシアに贈りました。

この日露交流、しかも民間レベルでの交流を616.2センチメートルもの絵巻物で伝えているんですよ!!!



昨日、プーチン大統領に贈呈された絵巻物(複製)は富士ゼロックスの高い古文書複製技術によって作られたものです。ご協力いただきまして、誠にありがとうございました。


斯波義信東洋文庫文庫長(左)と柳川勝彦富士ゼロックス取締役(右)

  
本絵巻物が日露交流のさらなる進展の一助になれば。 そう願わずにはいられません。




なお、1月7日(土)からはじまる「ロマノフ王朝展」でも本絵巻物を公開する予定です( *´艸`)♡乞うご期待くださいませ!!

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