名所絵を旅しよう!

『江戸美術』展も残り一週間となりました。
今日は、江戸美術に関しておすすめの本をご紹介したいと思います!


鈴木健一著『江戸諸國四十七景 名所絵を旅する』(講談社選書メチエ)


この本は、47都道府県それぞれひとつずつ名所を選び、
江戸時代に作られた書物や浮世絵などの作品を使って、
その名所を紹介している本です。

そしてこの『江戸諸國四十七景』の中に、
現在『江戸美術』展で展示中の「六十余州名所図会」、嵯峨本「伊勢物語」、「義経記」も掲載されているのです!!

「六十余州名所図会」と嵯峨本「伊勢物語」は、東洋文庫で展示中のページとは別のページが紹介されています。

また、「義経記」に関しては、
東洋文庫で展示中のページも『江戸諸國四十七景』で紹介されているページも、
どちらも義経と弁慶が清水寺の舞台で戦っている場面なのです。
ただ、出版された時期が異なる、別の本のようで、
細かい部分がちょっとずつ違っています。

このように、『江戸諸國四十七景』とともに『江戸美術』展をご覧になることで、
同じ作品を比べながら別の視点で楽しむことができるのです(^^)

『江戸美術』展にまだいらっしゃっていない方も、すでにいらっしゃった方も、
東洋文庫の展示とともに『江戸諸國四十七景』もぜひお手に取ってみてください!


…ちなみにこの本は、私MAハリーがとても尊敬している先生のご著書なのです♡

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