花粉症だけどお花が大好き♡

先日、お花束を頂く機会がありました!!とっても素敵なお花だったので、早速花瓶に生けて楽しんでいます( *´艸`)♡





さて、本日は美しいお花が施されたこちらの本をご紹介します。


『絵のように美しいロシア』(1884-1904年・サンクトペテルブルク、モスクワ刊)









19世紀、ヨーロッパでは挿絵入りの地理書の出版が相次ぎました。
隣国のロシアもそれに影響を受けます。
サンクトペテルブルクで活動していたポーランド人の書籍商マヴリーキー・ヴォリフは、「ロシア帝国の全容を広く一般に知ってもらいたい!」と、20年にも及ぶ一大プロジェクトを行います。それが本書の出版です!!

監修はピョートル・セミョーノフ。天山山脈の探検家で、19世紀後半から20世紀初頭のロシア地理学界を牽引した人物です。ピョートル監修の下、各地方に精通した地理学者や探検家、ジャーナリスト等が筆をとり、ロシア帝国の大自然や人々の文化、風俗の多様性を紹介しています。
その詳細さから、19世紀ロシア地理の百科事典と言っても過言ではありません。
本書は専門家による説明書きが付されているだけでなく、豪華な装丁、国内外の画家による挿絵や写真を用いており読者の心を惹きつける工夫が見られます。

なお、絵は木口木版画なので渋さも感じられます。



「目で見て楽しい!」そんな一冊です。是非、間近でご覧くださいね♡

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