ロシア正教の空気に浸ろう!



ロシア正教会の理解を促す資料として、東洋文庫ミュージアム1Fで現在
『コスマス・インディコプレウステス伝』という資料をご紹介しております。




こちらの資料にて、ロシア正教会の十字架をご覧になることができます。
八端十字と言って、一般に目にする十字架の上下に線が入っているかたちを特徴とします。
それぞれの線の意味ですが、上の短い線はキリストが十字架にかけられたときに、
その頭上にかかげられた罪状を書いた板を表していいます。
そして下に斜めに入っている線は、足をのせる台を表現しています。

ロシア正教は、東方キリスト教に属し同じキリスト教でもカトリックやプロテスタントとは異なる教義を持ちます。
特にことばによらない体験を重んじているところを特徴としています。
ギリシャ文字をもとに作られた文字(キリル文字)やイコン(聖像)崇拝の習慣があります。
教会のかたちもネギ坊主のような屋根が際立っています。

日本でロシア正教の世界を感じられる場所としては、
お茶の水駅近くに建つ重要文化財「ニコライ堂」があります。
ニコライ堂は日本最大のロシア正教会の聖堂です。


是非今一度お立ち寄りになって、ロシア正教の世界を肌で感じとってみてはいかかでしょう。


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