洪水でおいしいお酒が生まれた!

本日は朝から小雨がパラつくお天気ですね。
やっぱりお日様が出ていないと気分があがりません(´・ω・`)

ここ数年は、夏になると集中豪雨が毎年のように発生しており、
河川の氾濫に見舞われた地域もありましたね・・・。

今回は、「氾濫」という災害から生まれた神話についてお話しします。
現在の島根県東部に位置した出雲国に伝わる、ヤマタノオロチ伝説でございます。
とっても簡単にお話ししますと、、、


むかしむかし、出雲国を流れる斐伊川(ひいかわ)という大きな川の上流に、
おじいさんとおばあさんと娘が何人か暮らしていました。
毎年、ヤマタノオロチという巨大な蛇がやってきて、
娘は毎年一人ずつ食べられてしまっていました。
ついに、最後の一人、クシナダヒメという娘が食べられてしまうという年に、
スサノヲという神様が川をさかのぼってやってきました。
そこでスサノヲは、ヤマタノオロチをやっつけて、クシナダヒメと結婚しましたとさ。
めでたしめでたし。


・・・「氾濫」のはの字も出てきませんが(笑)、
実はこの神話は、斐伊川の氾濫に何度も見舞われた人々が生み出したものなのです。

斐伊川の上流では、古代から製鉄が行われていました。
製鉄の材料となる砂鉄を採掘する際、土砂が斐伊川に流れ込んで川底に積もっていくため、
斐伊川は非常に氾濫しやすい川でした。

古代の人々は、何度も氾濫を繰り返す斐伊川を、荒れ狂うオロチのイメージと重ねて見ていたのでしょう。


しかし斐伊川は、人々に被害をもたらすばかりではありませんでした。
度重なる氾濫によって、出雲国は非常に豊穣な土地に恵まれたのです。
そのことに深くかかわってくるのが、スサノヲが結婚したクシナダヒメ。「奇稲田姫」と表記されることもあります。
この娘、「稲」や「田」という文字からも連想されるように、稲作の女神だったのです。

スサノヲがクシナダヒメをオロチから守って結婚したというお話は、
水を制御して稲作を始めた出雲国に、豊穣がもたらされたということを意味するのでしょう。


現在も島根県奥出雲町で栽培されるコシヒカリは、「仁多米」(にたまい)と言って、
西日本では有名なブランド米だそうです!
仁多米からつくられた日本酒「仁多米」もとってもおいしいお酒ですよ♡

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