近代美術史のお話しその2


みなさんこんにちは!新人MAです!

先日、「次回はイギリス美術のお話をします!」といったので、早速ですが、イギリス美術のお話を…。(笑)


近代美術史(に限らずですが)において、イギリス美術は主役になることはほとんどありません。それは、宗教画を必要としなかったことや、お雇い外国人の活躍などが要因として挙げられます。


しかしそのなかでも、活躍したイギリス人画家は存在しました。

その代表例はターナーです。明治時代にイギリスに留学した夏目漱石も、ターナーが大好きで、彼の作品に「ターナー」という名前が出てくることもあるので、ご存知の方も多いのではないでしょうか。

ターナーは油絵のみならず、水彩画も描きました。ヨーロッパ諸国にしては珍しく、イギリスは水彩画で風景画を描いた画家が多くいます。なぜ多いかというと、これも宗教画関係してきます。内容は難しいので割愛しますね。(笑)(いつか割愛したあれこれも書けると良いな~)

しかし、イギリスの「イングリッシュ・ガーデン」の印象と、フランスのヴェルサイユ宮殿のお庭の印象の違いを思い浮かべてみてください。イギリスの方がお庭でも、自然らしく、ヴェルサイユ宮殿の方が整っているような印象はありませんか?


そう、イギリスの方がよりありのままの自然を愛した、と言えます。

もちろん、フランスのように整えられたお庭も素敵ですよね。(笑)

ありのままの自然を愛したイギリスは、その風景の描写をフランスよりも多く行っていきました。その際に、油絵より、水彩画の方が都合がよかったのです。水彩画のさらっとした描き方や、油絵のようにいかに大作にするか…!といった心配が必要なかったからです。そのため水彩画の方が見たままの風景を描きやすかったのです。


これらの要因により、イギリスでは水彩画が発展していき、「水彩画の本場」と言われるようになりました。



そう、今回の展覧会に出展されている、イギリス人画家の水彩画は、「水彩画の本場」の作品なのです!


どうですか?イギリス美術や、水彩画に興味を持っていただけたでしょうか?


…あれ?論文を書いているようですね。(笑)長すぎですねぇ。(笑)

しかも今回も、日本への受容まで至っていない…。(笑)

次こそは、日本への受容を…!(笑)


それでは、また今度~!(^.^)/~~~

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