む~かしもっむかし~さ~んぜんね~~ん♪
みなさんこんにちは!バンブーです!
私は今年度もおりますよ!!笑
どうぞよろしくお願いいたします。
ところで!突然ですが、冒頭のお歌をご存知ですか?
『花まつり行進曲』という曲の歌い出しです。
「花まつり?お花見のこと?」とお思いのあなた!それは勘違いです。
「花まつり」とは、仏教の開祖である、ゴーダマ・シッダッタ、いわゆるブッダ、もしくはお釈迦様のお誕生日で、一般的に4月8日(明後日!)に行われます!
キリスト教でいう、クリスマスですね!
「花まつり」のほかには「降誕会」という言い方もあります。
なぜこんなに詳しいかというと(そんなに詳しいわけではないのですが…苦笑)、実はわたくし、実家が、浄土真宗本願寺派のお寺でございまして、仏教の世界で育ったのであります!笑
そんな花まつりのお話をちょっとだけフライングしてお話します。(なぜならここは『東洋』文庫ミュージアムなので、東洋のお話を。笑)
ブッダはルンビニーの花園(今のネパール)でお生まれになり、その際、7歩あるき、「天上天下唯我独尊」とおっしゃり、甘露の雨が降ったとされています。
これは本当にそのようなことがあったわけではなく、「このように素晴らしい方がお生まれになった」という比喩のようなものです。
「7歩」は「六道」からの解脱を表し、「天上天下唯我独尊」は「唯」や「独」という漢字が入っているため、誤解されることがありますが、「天にも地にも私ほど尊い人はおらず、まだ同様にすべての人がそうである」というブッダの教えを簡潔にまとめているのです。(なので、決してわがままな意味ではありませんよ!笑)
甘露の雨は、ブッダの誕生を地球上の全てのものが祝福した、空も蜜の雨を降らすほど喜んだ、というブッダの尊さを表しています。
この時期になると、仏像に甘茶をかけた経験のある方もいらっしゃるかと思います。
これは、ブッダがお生まれになったときを再現しているのです。
そして、甘露の雨になぞらえて、この時期にお寺では、甘茶をお配りすることがあります。
私も小さいころ門徒さんたちに甘茶をお配りしていたので、気温が温かくなることや、さくらが咲くことより、甘茶を飲むことが一番春を感じるときです。
なんだか長くなってしまいましたが、花まつりとは、こういうものだよ!というのが少しでもお分かりいただけたら幸いです。
そして、本当は、この時期の寺族あるある(私調べ)を書きたかったのですが、それはまた別の機会に!笑
では!!