こんにちは。ななしです。ひっそり二回目の登場です。
本日のブログを書くことを仰せつかったのですが、ネタに困って展示室を歩いていましたら、 あるパネルの説明に目が止まりました。
そのパネルは、本館の目玉の一つであるモリソン書庫の両脇に展示されている 「四庫全書 存目」の説明パネルです。
“人に話したくなる『四庫全書』の「なるほど!」なお話”というパネルが6枚。
今日はこの中のパネル、その⑤について書いてみたいと思います。
まずは、「四庫全書」について。
「四庫全書」とは、中国史上で最大の領土と最高の権威を有した乾隆帝が、」学者4000人を動員し作成させたシリーズで、古今の書籍約3400種、約3600冊、約80000巻を経(儒学)、史(歴史地理)、子(哲学/自然科学)、集(文学)の四つに分類し収録したものだそう。
東洋文庫には、四庫全書のカタログには載ったものの、本文を収録しなかった存目と呼ばれる一群の書籍の複製がモリソン書庫を挟む形で天井まで展示されています。
“人に話したくなる『四庫全書』の「なるほど!」なお話。その⑤ 現在でも全てが残っているの?”のパネルには、
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『四庫全書』の正本を収めた七か所の書庫のうち六ヶ所の名前には、火災に遭わないようにとの願いを込めて「さんずい」の漢字が使われています。唯一「さんずい」のつかない文宗閣は河中の島にあって水に囲まれていました。
そんな創建者たちの想いは清朝末期の度重なる戦火の前に儚く崩れました。現在でも全てそろった状態で残っているのは4セットだけです。
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とありました。
ちなみに、・文淵閣(北京・紫禁城)・文源閣(北京・円明園)・文津閣(熱河・避暑山荘)・文溯閣(瀋陽・盛京宮殿)・文匯閣(揚州・大観堂)・文宗閣(鎮江・金山寺)・文瀾閣(杭州・聖因寺行宮)の7つだそうです。
火災は書籍には大敵ですが、逆に水が多すぎても敵になりますね。
ななしの苗字にも「さんずい」が入っていますが、ご先祖様がどのような思いでつけたのかは不明です。とりあえず火災にはあっていないようです。
残りのその①、その②、その③、その④、その⑥が気になる方は、どうぞ東洋文庫までお越しくださいませ。
本日のブログを書くことを仰せつかったのですが、ネタに困って展示室を歩いていましたら、 あるパネルの説明に目が止まりました。
そのパネルは、本館の目玉の一つであるモリソン書庫の両脇に展示されている 「四庫全書 存目」の説明パネルです。
“人に話したくなる『四庫全書』の「なるほど!」なお話”というパネルが6枚。
今日はこの中のパネル、その⑤について書いてみたいと思います。
まずは、「四庫全書」について。
「四庫全書」とは、中国史上で最大の領土と最高の権威を有した乾隆帝が、」学者4000人を動員し作成させたシリーズで、古今の書籍約3400種、約3600冊、約80000巻を経(儒学)、史(歴史地理)、子(哲学/自然科学)、集(文学)の四つに分類し収録したものだそう。
東洋文庫には、四庫全書のカタログには載ったものの、本文を収録しなかった存目と呼ばれる一群の書籍の複製がモリソン書庫を挟む形で天井まで展示されています。
“人に話したくなる『四庫全書』の「なるほど!」なお話。その⑤ 現在でも全てが残っているの?”のパネルには、
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『四庫全書』の正本を収めた七か所の書庫のうち六ヶ所の名前には、火災に遭わないようにとの願いを込めて「さんずい」の漢字が使われています。唯一「さんずい」のつかない文宗閣は河中の島にあって水に囲まれていました。
そんな創建者たちの想いは清朝末期の度重なる戦火の前に儚く崩れました。現在でも全てそろった状態で残っているのは4セットだけです。
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とありました。
ちなみに、・文淵閣(北京・紫禁城)・文源閣(北京・円明園)・文津閣(熱河・避暑山荘)・文溯閣(瀋陽・盛京宮殿)・文匯閣(揚州・大観堂)・文宗閣(鎮江・金山寺)・文瀾閣(杭州・聖因寺行宮)の7つだそうです。
火災は書籍には大敵ですが、逆に水が多すぎても敵になりますね。
ななしの苗字にも「さんずい」が入っていますが、ご先祖様がどのような思いでつけたのかは不明です。とりあえず火災にはあっていないようです。
残りのその①、その②、その③、その④、その⑥が気になる方は、どうぞ東洋文庫までお越しくださいませ。