魚界の悪人?

こんにちは、ななしです。
梅雨らしいお天気が続いておりますが、みなさま健やかにお過ごしでしょうか?

今日は、『悪人かヒーローか展』にちなみまして私の地元のネタをご紹介いたします。
私の地元は干潟で有名な有明海のそばです。
有明海と言ったらムツゴロウが知られていますが、
目が大きくピョンピョンと干潟の上を飛び跳ねる愛らしい姿をしたムツゴロウとは
対照的に、有明海には魚類の中でも圧倒的と言える悪人面をした珍魚が生息しています。
それはワラスボという魚です↓


干潟の泥の中に生息しているため、目は退化して表皮の中に埋没し、牙が並んだ大きな口、
ウナギのような細い体が特徴です。体色は青や赤紫色が混ざった灰色っぽい気持ち悪い色
をしています。それにとっても生臭いです。
このような風貌から、見た目がエイリアンのようだと言われて、
近年メジャーになりつつあるようです。

実はこのワラスボ、地元では食べます!
醤油で煮たり(独特の臭みがあります)、干物にして炙ったり。
実家では、干物にしたワラスボを1センチくらいにカットして素揚げしてから
甘辛い醤油で絡めて佃煮として食べた記憶があります。この食べ方が一番臭みがないし、
香ばしくて美味しいです。でも、食べすぎると口の中が大変なことになります。
(皮が捲れてきます…痛いです…)


(写真はすべて 佐賀市公式 ワラスボPRサイト からお借りしました。)

最近では、ワラスボのふりかけやインスタント麺などもあるようです。
ちょっと勇気がいりますが、宜しければご賞味くださいませ。

それでは、お天気も回復してきたようです、
東洋文庫ミュージアムでお待ちしております。ぜひお越しくださいませ。

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