ロシア料理のすすめ・その2

"「この味がいいね」と君が言ったから七月六日はサラダ記念日"

唐突にすみません。おゆみです。
本日は、誰もが知っている俵万智さんの短歌でおなじみ、サラダ記念日でごさいます。

好きな人にお料理の味をほめられると、嬉しいですよね。

わたしも高校生だった頃、ボーイフレンドにお菓子を作って学校へ持って行ったり、大学生だった頃、彼の部屋で一生懸命手料理を作ってみたものです。

思い返してみれば、あれは押し付けだったのかな…わたしの自己満足だったのかな…
ウフフフフ、なんだか不安になってきましたよ。

では、本題に入りましょう。
今回ご紹介するロシア料理は、サラダ記念日にちなみまして、オリヴィエ・サラダです。

ロシアではСалат Оливье(サラート オリヴィエ)と呼ばれております。

オリヴィエ・サラダは、じゃがいもやにんじん、ハムなどを賽の目状に切って、マヨネーズで和えたものです。


「オリヴィエ」という言葉の響きが、ロシア的あるいはスラブ的ではないと、お感じになる方がいらっしゃるかもしれません。

その理由は、このサラダが、19世紀モスクワのフランス料理店でコックをしていたオリヴィエさんによって考案されたと言われているためです。


他にもロシアのサラダには、ビーツを使った「ヴィネグレード」や、ニシンを使った「毛皮のコートを着たニシン」などがありますが…

これらに共通する点は、とにかくマヨネーズで和えること!です。

日本のスーパーでは、大きい店舗だと、棚一面がドレッシング!というくらい多くの種類のドレッシングが販売されていますが、ロシアのスーパーではドレッシングの種類が日本ほど多くないそうです。

その代わり、マヨネーズの種類は豊富です!


ちなみに、ロシアでは、オリヴィエ・サラダは新年に食べられることの多い料理です。

狙ってこの日にお話しているにも関わらず、季節外れで申し訳ありません…


それでは、以下がオリヴィエ・サラダのレシピです。

【材料(4人分)】
・じゃがいも 3個
・ブロックハム 100グラム
・にんじん 1本
・卵 2個
・グリーンピース(缶詰) 50グラム
・ピクルス 2本
・玉ねぎ 4分の1個
・マヨネーズ 適量
・塩こしょう 適量
・ディル お好みで

【作り方】
①じゃがいもとにんじんは火が通るまで茹でて、その後冷ます。卵は固茹でにする。
②じゃがいも、にんじん、ハム、ピクルス、ゆで卵を1㎝弱の賽の目切りにする。 玉ねぎはみじん切りにして、水にさらし辛味をとった後、水気をよく切る。
③ボウルに②とグリーンピースを入れ、マヨネーズと塩こしょうを加えて和える。 お好みでディルをまぶす。完成!


日本でポピュラーなポテト・サラダの、マッシュしていないバージョンに近いお料理ですね。

それでは皆さま、ぜひともオリヴィエ・サラダを今晩の一品に加えていただき、大切な方からお褒めの言葉をゲットしてくださいね!ウフフ。


それから皆さま、昨日のブログはご覧になりましたでしょうか?
今週からMAに加わったリューバちゃん!先月、モスクワ留学から帰ってきたばかりだそうです。
これから、MAブログのロシア色が強くなっていくと思いますが、暖かく見守ってくださいませ。

本日も、皆さまの東洋文庫ミュージアムへのお越しをお待ちいたしております。

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