祖母との思いで


みなさんこんにちは!今週2度目の登場のバンブーです!


昨日は長崎の原爆の日でしたね。
私は昨日、長崎に原爆が投下された11時2分に黙祷をしました。


私は幼いころ、両親が共働きだったため、一緒に住んでいた祖母に面倒を見てもらっていました。

祖母は大正9(1920)年生まれでした。(地味に東洋文庫より歴史のある人から育ててもらいました。笑)
ちなみに1920年生まれの有名人には、李香蘭やヨハネ・パウロⅡ世がいます。
そうすると、私は近代の歴史の生き証人から育ててもらったんだなあ、と最近思うようになりました。


祖母との思い出の中で、印象深いことはいくつもあるのですが、戦争についての思い出話は、やはり両親からは聞くことができないので、特に記憶に残っています。


祖母は呉の出身なのですが、終戦直後、原爆で焼け野原になった広島市内に入ったそうです。
(幸い、後被爆はしませんでした。)


そのとき、一機のアメリカ軍の飛行機が低空飛行していたそうです。
そのパイロットの顔が見え、こちらを見ていた、と言っていました。

祖母は、「向こうが見て来たから憎たらしくて、睨み返してやった」
と言っていました。


いつも優しくて、ユーモアがあり、知識も豊富だった祖母が、そのように話した時、私は非常に驚きました。

「人に優しくしなさい」と言っていたのに、どうしてそんなことをいうのだろう?
と思いました。


しかし、戦争の本質は何かに対して「憎む」ことなのではないでしょうか。


祖母が子供の頃、敵国を憎むように教育されたのだと思います。


そう思うと教育の質の重要性を再確認させられます。
起きた出来事をあとから「あれは間違いだった」というのは、簡単です。
重要なのは、そこから何を学ぶか、だと思います。


15日は終戦記念日です。


今、生きていることの尊さを、再確認したいと思います。

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