こんにちは** そして初めまして。本日からお世話になります、
ミュージアムアテンダントの“あんこ”と申します。今日は昨日より涼しく、比較的過ごしやすいですね。〇 初投稿なので、私の最近の出来事について書かせていただきます。
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▶薬師如来像との出会い
私は最近、墓地空間の展開に関する研究を地元静岡で行っています。
その調査過程で和尚様と仲良くなり、秘仏である薬師如来像を見せていただきました!
この如来様は、伝行基作で享保年間にお寺に納められたものでした。
しかしながら、調べてみると伝行基作の仏像は日本全土に数え切らないほどあり、この仏像が本物であるか否かについては、虚偽性の高いことが判明しました。
仏像の作りの特徴を調べてみると、行基が生きた奈良時代のものに近いのに…!素人には分からないことがたくさんあるのだと痛感しました(笑)
▶地域に根付く価値への気づき
意気消沈していた頃に… 地元史を見て、この如来様が地域やその周辺の方に大切にされていたことを知りました。
病が治るとの評判があり、如来様は人々を集めていたそうです。
私はここから、地域に根付く価値に気づきました。
歴史が認める,万人が認める価値は素晴らしいですが、この小さな価値もそれに負けないようなものがあるのではないでしょうか。
如来様を見せていただいたお寺は、少子高齢化で檀家が少なく、お金がたくさんはありません。
お寺の管理,修繕は安くはなく、如来様がお変わりなく安置されるとは限りません(泣)
地元静岡を離れる身となっては、地元特にこのお寺に資金面で支援できるような社会人になることが50歳までの目標だったりします。
というわけではないですが(笑) これからミュージアムアテンダントのお仕事も頑張ります!
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東洋文庫では、東洋学に関する100万冊を超える本を大切に所蔵しています。
その一部を当館東洋文庫ミュージアムにて展示させていただいております♪
私は、遠い昔に作られた如来様と出会い、ほっこりした優しい?気持ちになりました。
皆さまにも昔の本に会いに、当館にいらしていただけましたら幸いです。〇 お待ちしてます**