ハワイの歴史。

こんにちは、MAおもちです。
皆さま、いかがお過ごしでしょうか?

東洋文庫ミュージアムは本日から 「大♡地図展―古地図と浮世絵」展が始まりました!
ジオラマやタッチスクリーンなどを使用した、いつもとは一味違う
展示になっておりますので皆さま是非お越しください。

私事ですが、先日ハワイのオアフ島に旅行に行った時のお話をしたいと思います。
ハワイといえば、やっぱり海ですよね。
しかし、私が行った時、ハワイはちょうど大型台風が通過した後で、お天気は曇りか雨続き…(泣)
なので、ハワイの歴史などが学べる「ビショップ博物館」と
アメリカにある唯一の宮殿、「イオラニ宮殿」に行って参りました。

ビショップ博物館は、ハワイでは最大の博物館で、元来のハワイの人々の文化であるポリネシアの文化についての所蔵品を多く所有している事でも知られています。
ここはとにかく情報量が多い!
「ハワイの神様」「ハワイ人の結婚」など、所蔵品を細かいカテゴリーに分けて展示しており、
ポリネシア文化の奥深さを知ることができます。
他に、博物館の敷地内にはプラネタリウムなどもあって相当充実しています。
私はミュージアムガイドツアーに参加したのですが、元大学教授のおばあちゃんが案内をしてくれました。
もう引退されたとはいえ、とても話術に長けていて、圧倒されました…!
主に南太平洋で使われるカヌーの一種、「アウトリガー・カヌー」の小型模型がずらっと展示されていたのですが、
それらの模型はお父さんが子供にカヌーの作り方を教える時に使っていたものらしいです。
ちなみに、アウトリガー・カヌーは現在もレースに使用されていて、
アウトリガー・カヌーレースはハワイの州立スポーツ競技なんだそう。

イオラニ宮殿は、ハワイ王国の第7代目の王カラカウアによって建てられた宮殿です。
こちらは、1893年のアメリカ系白人によるクーデターによって王政が廃止されるまでハワイ王族が住んでいました。
クーデターの後、宮殿は行政府のベースとして使用され、家具や装飾品はオークションなどで売り払われました。
多くの美術館職員やリサーチャーの努力の末、イオラニ宮殿はクーデター前の状態に見事復元されました。
様々な美しい装飾品や、華やかな家具、インテリアはとても素敵で、復元に関わった方々の奮闘に脱帽しました…!

二つの施設を訪れた事で、歴史のあるハワイ王国がアメリカに乗っ取られてしまった事はとても悲しい事だと改めて実感しました。

天気にこそ恵まれませんでしたが、今回の旅行ではハワイの激動の歴史を学ぶ事ができ、良い経験になりました。
皆さまもハワイにいらっしゃる際は、ビショップ博物館とイオラニ宮殿に一度訪れてみてはいかがでしょうか?

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