伊能大先生♡

皆さま、こんにちは。おゆみです。
当館で地図展が始まってからそろそろ一カ月が経とうとしておりますが、毎日多くのお客様にご来館いただき、スタッフ一同とても喜んでおります!

さて、今回の地図展は伊能忠敬没後200年にちなみ開催しております。皆さまご存じでしたか?
伊能忠敬と言えば、50歳を過ぎてから全国を測量のために歩き回り、日本で最初の実測日本地図を作り上げた人物として、有名すぎるほど有名な人物ですね!

そこで、本日のブログでは、千葉県香取市佐原にある「伊能忠敬記念館」について書かせていただきます。

佐原、東京からでも意外と遠いですよね・・・
わたしは8月末に成田山へ行った際に、頑張って足を延ばしてみました。時間はかかりましたが、行ってみる価値のある美しい街でした!

佐原は、伊能忠敬が17歳で伊能家に婿入りしてから、測量を学びに江戸へ出てくるまでの前半生を過ごした街です。

江戸時代、利根川水運によって栄えた佐原は、利根川随一の河港商業都市でした。現在も美しい運河が残っています。(天気が悪くてごめんなさい・・・)


記念館では、佐原で過ごした前半生、隠居後の勉学と全国測量の行程、そしてその成果である「伊能図」と呼ばれる日本地図の数々が展示されています。
会期ごとの企画展も開催されていました。

また、2010年には、「伊能忠敬関係資料」が国宝に指定されました!国宝に指定された資料群は、地図・絵図類、文書・記録類、書状類、典籍類、器具類に分類されます。

記念館では、史料や地図だけでなく、忠敬が測量や観測に用いた道具が見られることもおもしろかったです。

記念館のそばには、伊能忠敬の旧邸宅もあります。


伊能大先生のおっしゃる「この一歩から」の碑には、重みがありますね・・・

当館で開催中の地図展では、「伊能図」も展示されているほか、伊能忠敬が編者となった『大日本実測録』も展示されております。

アニバーサリーの年に伊能大先生を肌で感じたい!けど佐原はちょっと遠いな・・・!とお思いのお客様!
是非、駒込駅から徒歩8分の東洋文庫ミュージアムまでお越しくださいませ。

それでは、本日も夜7時まで開館しておりますので(最終入館は6時半。)、皆さまのお越しをお待ちいたしております。

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