渋沢敬三を知っていますか。

こんにちは、散歩が趣味のMAはるまきです。
GWに入り新元号「令和」までいよいよ秒読みとなりましたが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。

つい先日、元号とともに新しくなると発表されたものがあります。 そう、お札ですね!
今日は新一万円札になる渋沢栄一…ではなく、その孫・渋沢敬三についてご紹介します。

渋沢栄一といえば、明治政府の官僚として財政制度の整備を行う一方で、実業家として国立銀行や理化学研究所など数えきれないほどの企業を育て上げました。
日本の新しい「顔」となるのに相応しい活躍ですね。
(ちなみに当館では渋沢栄一関連の資料も所蔵しています。)

渋沢敬三は、渋沢栄一の孫として彼が立ち上げた事業の多くを引き継ぎ、戦後の幣原内閣では大蔵大臣も務めました。
そんな彼は、民俗学者というもうひとつの顔を持っていたのです。

彼は『遠野物語』などで著名な民俗学の父・柳田国男との出会いを通じて、民俗学に深く傾倒していきました。
彼自身も漁業史に強い興味を持ち、精力的に調査を行っています。
そして、ついには港区にあった自宅に各地の動植物や郷土資料を集めた「アチック・ミューゼアム」を開設するまでに!

この「アチック・ミューゼアム」はその後「日本常民文化研究所」と名を変え、現在も神奈川大学の研究機関として存在しています。
宮本常一や網野善彦とはじめとする優れた民俗学者・歴史学者を輩出しました。
また、そのコレクションは大阪吹田の国立民族学博物館の母体となりました。

渋沢一族といえば経済分野での活躍に光が当たりがちですが、新元号・新紙幣の話題にあわせて渋沢敬三の功績にもより光が当たることを願っています。
(新紙幣発行は2024年なのでまだまだ先の話ですが。)

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