MODERN ASIAN STUDIES REVIEW Vol.5 新たなアジア研究に向けて5号
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アジア資料学研究シリーズ科学史から見た西洋博物誌―日本との関係―塚原 東吾(神戸大学大学院教授) 科学史研究におけるシーボルトをはじめとする西洋博物誌(ナチュラル・ヒストリー)についての近年の成果を検証して,日本との関係を書誌学史的に考察し,科学史関連書誌の発展と歴史的意義を考える。1.シーボルト:自然史・日本との関係,「冷凍保存された江戸時代」 ・近代化論,直線的な進歩史観を超えた多体的文化触変モデルヘ2.ツンベリー:リンネ主義の「使徒」 ・中川淳庵と桂川甫周とツンベリーの接触 ・「インフォーマント」との接触 ・『日本植物誌』3.リンネ:「近代化」論 ・18世紀の「理性」(と革命の時代) ・博物誌と『百科全書』,18世紀の寵児 ・「使徒」(西村三郎)たち ・リンネによる体系化:「性」による体系,「神」の御技の希求 ・「視線」を問うこと。オランダ東インド会社とルンフィウス(アンボイナの貝) ・ガリレオ主義の18世紀的展開 ・実験室科学,「微視化と比較(解剖学)」,分析(による一点突破)4.フンボルト:フンボルト主義科学(F.キャノン) ・実験室科学とフィールド科学の「融合」 ・地球という「実験室」,器具・機器の利用による「数量化」革命図3 モリソンパンフレット((公財)東洋文庫所蔵)図4 モリソン蔵書票035

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