MODERN ASIAN STUDIES REVIEW Vol.5 新たなアジア研究に向けて5号
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アジア資料学研究シリーズ8.ウイグル文字とその翻字・転写システム 1)ウイグル文字,ソグド文字,アラム文字 2)転写システムの問題(SUK方式,UW方式)9.読解(BBAW, U 5259(=SUK Lo28),BBAW, U 5325(=USp 65))中央アジアの非漢字文献―チベット文献―岩尾 一史(神戸市外国語大学客員研究員) チベット文献に関する書誌学的な基本知識を理解し,歴史的背景と発展の過程をみる。また,歴史資料としての研究とその展望を考える。1.チベットの歴史とチベット文献 1)チベットの歴史とチベット語の発展 2)チベット文献の種類  ①古チベット語文献:木簡,金石,巻子本,折本,貝葉本  ②古典チベット文語文献:貝葉本(写本,木版)  ③現代チベット語文献:洋装本2.古チベット語の時代(7世紀~12世紀) 1)チベット文字のはじまり古代チベット帝国,最古の記録・文字史料 2)古チベット語文献の種類:紙文書,木簡,金石史料 3)発展:木簡から紙へ 4)各種書式の確立:行政文書,手紙,契約,うらない,翻訳仏典3.古典チベット文語文献の成立と展開 1)チベット社会の変革:仏教教派,訳語,綴り字,貝葉本 2)書体の発達:行書体,草書体 3)木版印刷の登場:印字,木版印刷,写本 4)20世紀へ:さまざまな形態の著作が出現(新聞,貝葉本の写真複製,洋装本,e-text)使用資料: 『写本大蔵経』 『ナルタン版経部』 『妙法蓮華経』(図1)047

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